囁き
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2001年08月18日(土) |
明日から合宿&Cocco&元カノの思い出話 |
明日から合宿。多分、プリペの携帯を買うでしょう。見知らぬ人と過ごし、『彼女』と連絡が取れず・・・最悪にもほどがあるからね。一日一日の事をどこかに書きとめ、ここに乗っけるつもりです。
昨日やってたCoccoのTVを見た。『彼女』に送るためにビデオにとってたんだ。『彼女』は大のCoccoファンだからね。ライブ風景、Coccoの考え方や話が色々あった。 ライブの歌のとき、彼の事が頭に浮かんだ。ビデオやTVで何度かしか見てないけれど、色々と浮かんでいった。僕は、やはり尾崎さんから離れられないらしい。 ライブのときにCoccoが流した涙。凄く綺麗だと思った。純粋で、清らかで・・・ 涙を流すとき。悲しみ、喜び、憤怒、楽しさ、色々あるだろう。どの涙なのか、僕には理解できなかった。全てがこもっている涙なんだろう。だからこそ、美しくて、淋しそうで・・・ 話していた言葉の一つに、凄く共感出来る・・・いつも思っていたことがあった。TVの前で、静かに頷いた。
親しくすると、思い出が出来る。だから、親しくしなかった。一人でいた。
Coccoの好きな歌。かなりの数があると思う。綺麗なメロディー、激しいサウンド、綺麗な歌詞・・・二番目に大好きな歌手。きっと、ずっと歌を聞き続ける。出来るなら『彼女』と一緒に。
ふと昼間、元カノの事を思い出した。一年ほど前、母方の血を引き継いだ最後の男として、墓参りに行ったときの話が出たからだった。あのとき、僕と元カノは付き合ったばかりで、専門のレポートをあげながら、それでも元カノと電話していた。確か、怒られたんだ。僕が死んだらって話を少ししたら、泣いて。愛されているって思った心に、恥じた。泣かして、それかと。 愛されていたし、愛もあった。まだお互いの事を知ったつもりで、なにも知らなかったんだろう。そしてきっと、想像以上に自分の事も知らない二人だったのだろう。愛されなくなるのが恐くて演じていた二人。 強くあろうとした僕。彼女が頼れるように。 寛大であろうとした彼女。僕の生活を束縛しないように。 甘えを少なくした僕。彼女が甘えられるように。 弱音を少なくした彼女。僕が吐けるように。 悲しみと怒りを押し殺した僕等。二人で歩めるように。 涙を隠して抱き締めあった僕等。愛ゆえに。愛のために。
きっと愚かな戯曲を見ているようだったろう。全てを知るものには。演じきれなかった僕。共演者をなくして立ち尽くす彼女。ともに歩む悲しみと死への疾走だけは変わりがなかったかもしれない。罪悪感と怒りの差はあっただろうが。 今思えば、やはり愛していたのだろう。恋愛と強く言えないかもしれないが、それでもそのときは最高に。傷つき、悲しんだのも、愛ゆえに。けれど、違うところもあった。僕は彼女の全てを語る事は出来たが、彼女はそれが出来なかっただろう。それでも・・・よかったんだろうな、あの時は。いつからか・・・そう、あの10月の喧嘩のときまでは。それからは、壊れないために苦痛をあえて飲んだ。それは・・・愛だったのだろうか?そして、それとも、性格なのだろうか?今はまだ、わからない・・・ そして、それすら今はない。幸せになってほしいと、笑顔でいてほしいと思うのは願う心はあるけれど、それを与えるのは僕ではない。他の誰か。・・・他の誰か、か・・・面白いものだと思う気持ちが、どこかにある。してあげたかったはずなのに、今は違うことを望んでいるのだから。 もう既に過去になったあとに気がつくのも愚かしいとは思う。いや、どこかで気が付いていても、押し留めていたのだろう。『彼女』がいる。僕の多くを語ることが出来るであろう『彼女』が。けれど、僕は『彼女』を語ることが出来るだろうか? 彼女もCoccoが好きだった。同じ痛みを持っていた『アイツ』も。多いな、僕の周りには・・・そして、僕と彼女と『彼女』が、きっと呟いた歌。みんなが好きだった歌。一緒に歌うことはなかった。そしてこれからもないだろうけれど・・・ 『空がどれほど青いのか 海の彼方へ 月はクジラと泳ぐのか 思い出す嘘もあるけれど 新しい朝を全部あげる 私なんか死ねばいいと思っていた でもどこかで 私だけが生き延びることだけ信じてきた 〜Cocco 海原の人魚〜』 くだらないことかもしれない。意味がないかもしれない。けれど、今ここで改めて言おう。愛を失わせ、別の人を愛する僕が、失った愛に悲しむあなたへ。最後の残酷な一言。
愛していた。それだけは間違いなく。
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