囁き
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2001年08月20日(月) 一人の空間

 まぁ、ちったぁできたんじゃないか?少なくとも滑り出しとしては悪くはないと思う。
 しかし、一体こいつらの阿呆さ加減はなんなのだろう。まぁ、基本的には高校生だから・・・とはいえ、会話の程度は低いわ、黙ることも出来んわ、いい加減腹もたつ。僕の精神がすさんでいることも手伝ってはいるのだろうが・・・

 朝早くから叩き起こされ、後はほとんど授業か自習。その自習も、私語厳禁はわかるが、トイレなどで席を立つことや、なにより眠れば叩き起こされる。いつ眠れというんだ?既に感覚は麻痺し始め、憂鬱さすら、どこか遠くへ消えていくような気がする。あと何日?それだけを考えていた。
 ともかく、人との会話がないのがせめてもの救いだった。先生との会話以外は、全くない。食事をするのは早いため、かなりの時間、一人で教室で待機している。MDを聞きながら。そう、いつもと同じ。場所が違うだけだった。その時間だけは凄く楽だった。こんな感じでずっと最後まで過ごせれば、まだ楽だろう。それを心から望んでいる。Mdの音量は最大。そとの音がなにも聞こえない。そのときだけでも、僕は完全に一人になれる。でも、人がいるときにして下げてしまうときもあるけれど・・・それでもいい。一人が楽なのは間違いないから。
 40人ほどが入れる教室で一人、MDを聞いてる開放感は、とても楽で、嬉しかった。ある意味、感動に近いものがあった。無数の人の中で、たった一人の空間。会話をするのは、必要なものだけ。誰にも干渉されず、干渉もしない。僕が望んでいる最高のものなのかもしれない。


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