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2003年03月21日(金) |
[半落ち」と「美女か野獣」 |
夕方から横山秀夫さんの書いた「半落ち」を読み始めて、途中、テレビで美女か野獣を観て。 どちらも、「守るべきもの」と「真実の解明」がキーワードになっていた。
守るべきもの。 自分にとってはなんだろう? ひとつじゃないからコレって答えは出ない。 でも煎じ詰めていった末に残るものを考えると、やはり信念なんだろうなぁ。
真実の解明。 これも一概に言えなくて。 自分の知っている世界というか、日々生活している周りの世界では真実の解明を私は望める。 でも、たとえば政治の世界とか司法の世界とかの上層部と言われる世界に私は真実の解明を望めない。発言力もない。 どんな世界なのかが分からないから。 自分の器がまだまだ小さいから。 あ、これは悪いことをやってる奴を見過ごせとか、くさいものには蓋って意味ではなくて。 知らなくてはいけないこと、知らなくてもいいこと、知ってはいけないことって確かにあると思うし。 知っているから救われること、知らなくても困らないこと、知ったがために苦しむこともあると思うし。 たとえそれが真実でも、全てを知ることが幸せじゃないことって意外と世の中多い気がする。 また、知らないままそっとしておくことがとても大切な時もあると思う。
と書いてしまうと、私はわけ知りの事なかれ主義者のようで嫌なんだけど。 私は、真実はその時々で姿を変える側面も持っているんじゃないかなと思う。 たとえば、愛する人を守るためだったり。 会社や、学校や、地域や、友達といった自分の目の届く範囲の仲間を守るためだったり。 そのためには世間の秩序とか解釈とかをど返しした、違う真実を必死に探す時ってあると思う。
何か観念的表現ですね。
私は自分の信念で見る目を持ちたいと思う。 真実を見極める目を持ちたいとも願う。 けど、その両者がせめぎ合った時には、どちらかに偏ることを許す気持ちのあそびを持ちたい。 でないと、自分が壊れちゃうから。
今日は戦争が始まりましたね。 反対です。 日本は被爆国です。 そして、731部隊が兵器開発のために人体実験を行った汚点を持つ国でもあります。 だからこそ、戦争反対としっかり発言したい。 これは私の信念。
アメリカ(国連)は開戦前に、真実を暴くと言いイラクを査察した。 そして、イラクは真実を隠蔽していると怒り戦争を始めた。鎮圧だと。 でも、真実がどこにあろうと、アメリカが戦争を仕掛けなければ生物化学兵器は発射されなかった。 真実の解明よりも、もっともっと重要なことがあると私は思う。
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