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2003年06月18日(水) 私の残した言葉

 昨年の3月まで勤めていた会社の常務(現社長)について、とあるライターが本を書きました。
 全国の書店で売られているはずです。

 パラパラとしかまだ読んでいませんが、3箇所に私が作ったキャッチコピーや文章が使われていました。
 常務は自分が作ったものだと思い込んでいます。そのキャッチコピーと文章を。
 だから平気で、「自分の思いを端的に言うとこうなります」と、私の作った文章を披露します。
 そういう人ですから。笑
 でも、それはいいんです。
 それだけ私の作った文章は彼の思いを代弁するに値したわけですから。
 10年在籍し、私なりに必死に闘ったその期間に生み出した言葉が今も使われているその事実は嬉しいことだし。
 会社の歯車としてではなく、会社の肉に成りえたのかな?と自惚れたりもできるし。

 ただねぇ。
 私が会社を去って1年4ヶ月。
 いまだにこの言葉を使ってるんだぁ…
 たしかに会社が世に送り出している「革新的商品」の根幹を言い表す言葉だから、そう簡単に表現が変わることはないけど…
 でも、新しい表現がひとつも見当たらないってのは、進歩なしってことなんじゃないの?
 んんん…そうだよなぁ…あの突飛な常務の発想を文章に置き換えられる社員は、いないものなぁ…
 常務本人は、冷静に言葉に置き換える作業なんてできないし。思いが熱すぎて…
 …なんて思ってしまうのです。






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 明日は給料日かぁ。
 前の会社にいたときに貰っていた額の1.5倍くらいもらえます。
 でもね、出ていく分が1.3倍くらいあります。
 年間360日くらい働くわけだし。
 そんな意味では、お金での換算はどっちもどっちですね。
 今はヤリガイのある仕事をするための充電期間。
 とにかく、自分を信じるうぬぼれを許してもらう期間としよう。


久方 堕世 |HomePage

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