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2003年07月28日(月) 地球に爪あとを残す

 別におちょくるつもりで前日分の日記を書いたわけではありません。笑
 味噌ラーメンを食べたくなったから書きました。
 文は昔自分で作ったものです。

 何となく今日は(も)気乗りしないのでまだ現場に出ず、こうして家にいます。
 昨日頂いたご契約を1件今日の分に回したので、最悪でも今日の日当は確保したし。苦笑

 いま、小柴昌俊さんが書かれた、「心に夢のタマゴを持とう」(講談社文庫)を読んでいます。
 エンピツ作家さんの日記で紹介されていて、すごく読んでみたくなったもので。
 大きな字で書かれています。読み仮名も振られています。小学生でも読めるように。
 内容は3つの講演でお話されたことのダイジェスト版的な構成で、ひとつは小学生を対象にした講演です。
 いい本です。

 小柴さんは言います。
 「あなた方ね、自分のこれからの一生の間に、これをやりたい、やり遂げたい、あるいはこれを理解したい、なんかそういう目標になるタマゴを三つか四つ、いつも大事に持っていなさい」
 するとどんないい事があるか。
 「今の世界には色んな情報がたくさんあふれている。そうすると、一体どの情報を取り入れたらいいのかということが分からないわけだ。だけれども、自分がいつかはやりたいと思っている目標を三つとか四つ、いつも持っているとね、ある情報を見たときに、『あ、この情報、これを使えば私のこのタマゴは鳥に孵すことができるかもしれない』あるいは、『あ、こういうことがやられちゃったらこのタマゴを孵す可能性はないな。じゃほかのタマゴと取り替えよう』こういうふうに、自分の必要な情報というのをちゃんと選び出すことができるわけ。これは大事なことだと思うんですよ。

 小柴さんは最後に小学生にこう語ります。
 「地球に爪あとを残すような仕事を残せるように、どうぞがんばってください。」

 この文章のあとに、小学生から小柴さんに宛てた感想文が載っているのですが、やはり小学生の感性は豊かです。難しい話なのに(それを分かり易くお話している小柴さんはすごい。幅のある学者さんですね)きちんと受け止めているのが分かります。

 3月25日に書いた私の日記に、小学生の詩が書いてありますが、この感性を失うことなくいたいなぁと思います。

 私は今日も、自分の居場所探しをしています。たぶん、死ぬまで分かることはない自分の居場所。
 現に居た場所。
 居ようとした場所。
 残せるだろうか、自分の居た証としての爪あと。






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