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2003年07月29日(火) ベートーベンの第九

 仕事の途中でトイレを借りに大学病院へ行った。
 ロビーでプロの演奏家がギターと民族楽器(見たことのない楽器だった)を奏でていた。
 大勢の患者さんと病院職員が鑑賞していた。
 いい音色だった。
 私も混ぜてもらって演奏をBGMに本を読んだ。

 えへっ。
 トイレを借りに行ったのに何故に本なんてあるの?
 えー最初から読むつもりでズボンのポケットに忍ばせてました。
 本のタイトルは、「手術室の中へ」
 麻酔について書かれた本なので、ボランティア活動の参考にするために読んでます。
 こんな本が出るのを待っていたので嬉しい1冊です。

 演奏も終わり、本もちょうど区切りがいいところだったので車に戻りNHK-FMをかけました。
 すると何ということでしょう。
 ベートーベンの第九が流れ出しました。
 あーもー仕事どころではありません。
 私の第九への思い入れは強い。聞かなきゃ仕事にならない。でも聞いていたら仕事にならない。
 もちろん聞き入りました。どっぷりと。

 高校時代、唄ったんですよ、第九。
 オケも高校生、合唱も高校生。
 私の県は合唱王国なのですが、オケだって負けてはいなかった。
 演奏が終わって客席から、「ブラボー!」の声が飛んだ時は、もうウルウルでした。
 あんな演奏、またしたいなぁ。
 あの時タクトを振ってくれた先生は天国に逝ってしまったけど、あの場であの時間を表有したみんなの気持ちの中では生きているだろうなぁ。
 音楽はいいものですよ。






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