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2003年07月30日(水) 偉大な変人画家

 現代日本を代表する変人画家(私が言ったんじゃありませんよ)おふたりに私はこれまでにお会いしました。
 これは、どうだいいだろうといった気持ちを込めた自慢話です。笑

 ひとりは、「葉祥明」さん。
 上の変人画家と称したのは葉さんです。
 皆さんこのお名前に聞き覚えはなくとも、絵を見れば誰でも知っている方。
 ひろーい海や草原が画面いっぱいに描かれていて、その中に小さく人間や動物や家が表現された絵。
 よく見る絵です。
 葉さんとは前職時代に帝国ホテルでお会いしました。
 と書くとさも大仰な話に聞こえますが、全くかしこまった感じでの対面ではなくて、ちょっとした仕事の打ち合わせとしてたまたま帝国ホテルのラウンジが都合よく使えたというだけの話なんですけどね。
 人生をよく楽しんでいるということがストレートに伝わってくる元気な人でした。

 もうひとりは、「星野富弘」さん。
 そうです、口で絵と字を書くあの星野さんです。
 星野さんとは、私の住む街で展覧会があって、その前夜祭の席でお会いしました。
 葉さんとは個人的な話をメインに出来ましたが、星野さんの時は外野も少しいたのでそこまでのお近づきにはなれませんでした。でも、しっかり記念写真を撮って大事にしています。

 二人の共通項はいくつかあります。
 まず、二人ともキリスト教徒です。
 そして、詩人です。
 男です。「でも」、なのか、「だから」、なのか繊細です。
 そして一番の共通項は、二人の中には神がいます。
 もちろんそれは具現化されたものではありませんし、二人が神なのでもありません。
 彼らの中には確かに神がいたのです。そう感じたのです。
 超人という形容詞が合うような。
 当然、絵という表現方法の上では技術や計算が必要です。でも、そこに付加された超人性があの私たちに迫ってくる絵となることが実感できたおふたりとの対面でした。

 せっかくこんなすごい人達とお知り合いになれたのに、わたしは頑張りが足りないんだよなぁと思う今日この頃です。
 反省。






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