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2006年07月22日(土)   好きなものが失われる。  

仕事が比較的早く終わったので、Iを途中駅に呼び出す。
ジム帰りだというIは、ほのかに頬が紅潮して、
湯気が立ち上がっていそうなほど熱を発していた。



運動からしばらく離れていたIがジムに通いだして2年が経ったそうだ。
何処から如何見ても「中年太り」だったIの体型は見違えるほどすっきりした。
そして、新陳代謝も良くなったのか、食べ過ぎても太らない体質に。
やっぱり継続は大切なことなのかもしれない。ふぅ。



Iがジムに通いだした理由として。
「太った」所為もあるし。
私が土曜日も仕事の為、自由な時間が増えた所為でもある。
あれ程、引きこもりだった君が、
私と付き合うことで唯一変わったことがあるとすれば、
「行動的」になったことかもしれない。



もちろん、Iがやりたいと言い、やりはじめた事に対して、
私は何も言うつもりもないが。
ちょっと好きだった、ぷにっとした感触の二の腕。
手をつなぐ代わりに、シャツの中に手を入れて
二の腕を握って遊んでた。
それが今では見る影も無い。
ほんのり面影が残る脂肪の感触の下に、かたい筋肉が居たりする。
かっくり。










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