Aと花火大会に行ってきた。 車を1時間以上飛ばしてたどり着く、ちょっと遠めのところまで。
一緒に寝転がって見上げる花火。 Aはビール、私はサイダー。 お互い、相手に干渉せず。押し付けもなし。 少し似ている部分があるから、多分居やすい。
君と遊ぶようになって数ヶ月が経とうとしてる。 君についてわかったことといえば、 並ぶのが嫌いなことと、ビールが好きなこと、 手足が大きなことと、靴ズレがおきやすいこと。 運転するのが苦じゃないことと、フリーフォールが好きなこと、 関心を寄せているはずなのに、解ったことが意外と少ない。
エセ彼氏を名乗っているだけあって、とてもあっさり。 少しづつ君の壁を崩したいと思うけれど 案外、君も頑固者みたいだ。
寝転がりながら、君の脇をつつく。 「弱点」を私に話してしまったから、私は唯一の取っ掛かりを武器に、 傍に行こうと頑張ってみる。
ビクッと反応して、笑い返される。 そうそう、こんな感じ。 もっと色々攻撃しあおうよ。 1年という時間は長いようで短いのだから。
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