何もすることが無い午前中、 昨日、Aと立ち寄った本屋で買った 「センセイの鞄」を寝転がりながら読みふける。 映画は何度か見たけれど、原作を読むのは初めてだ。 映画よりも、やっぱり面白い。
本を読む習慣が当たり前のようにあるAの影響で。 本屋に通う頻度が高くなり。 そのうち、私の本棚が溢れかえるのも時間の問題かも。
あと少しで、読み終わりそうになった頃、 Iからメールが来る。
「おきてるか?」
「君からメールしてくるなんて珍しいね」
そう返信して、続きを読み出す。
Iから返信が来るまでの時間はいつも長いから、 それだけのゆとりが十分にあって。 最初は何かとそれがイラついていたけれども、 これもまた「諦め」
Iと付き合う上で、数々の「諦め」が必要で、 自分の価値観を少しかえたら、その行為がとても楽になった。 諦めることはマイナスな事ばかりでもない。
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