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2006年10月23日(月)   結婚してと言わない理由。  

恋愛感というものは、年齢とともに変化するのか。
それとも単に、愛情が足りないだけか。


Aの上にまたがって、マッサージしている間、
首の後ろの肉を見ながら、考える。
傍観者になってしまってる自分に気がつく。


さすがに疲れたのか、眠りこけるAの横で、
Tシャツ1枚では少し肌寒いベッドの上で、漫画を読む。
布団を引っ張ってくるまる。
とたんに私にも睡魔が襲う。


今までは。
一緒にいるのに別々のことをするのがとても嫌だったように思う。
それで喧嘩したこともあったっけ。
たぶん、かまってほしいという気持ちが強く。
一緒にいる=一緒の時間を共有する
が私の中で成り立たなかったんだろうと思う。


普通に毎日会えないことも。
普通に週末会えないことも。
普通に毎日声が聴けない事も。


それに対する不満が生まれてこない。


一緒にいたいと思うのだけれど、
結婚はちょっと、と思う本音も少しある。


君と人生を共にするという空想は、
少しも華やいだものがなく、
きっと、自堕落な日曜を過ごし、
めんどくさいが理由で一歩も家から出ない君に勝てず、
私は一人で出かけてゆくのだろう。


それはそれで楽なのかもしれない。
けれど、それがずっと続くことに、
きっと耐えられない気がする。


結局、甘やかされてしまってる。
Iであり、昔の彼氏に。
私が中心で回っていた生活に。






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興味本位では好きなのかもしれないが、
君の一生を背負うほど、興味はないと言える。

お互い様だと思うのだ。


君がいつか大阪に帰ったら、
途切れるだろうと、予想する。

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