おでかけ。 - 2002年02月14日(木) いいお天気の休日。 新宿まででかけて、いきなり荷物を持ったので アフタヌーンティーでショッピングバッグを緊急購入。 タグを切ってもらってそこへ荷物を詰め込んで なんか楽しい気分でJR、山手線に乗って渋谷まで。 原宿で降りて歩こうかとも思ったけど 時間を逆算するとちょっと無理。 スペイン坂をとことこ上がってfranc francで時間をつぶして (ああ、でもチャイグラス@¥300を買ってしまった) PARCOの上のシネクイントへ。 『メメント』を観る。 観たい観たいと去年から思っていて やっと観に来たのに。 すいません、途中で眠気が。 まだ、新しいアプローチって、あるんだな。 ・・・とは思った。 でも、途中で飽きちゃうんだなあああああ。 もうちょっとテンポよく するするするっと進めたほうが 変に勿体つけるよりも面白くなったように思う。 でもね、肝心の事件の真相が 個人的にはいまひとつ。 作り方は斬新なのに素材が古い。 ガイ・ピアースの上半身はかっこよかったです(?)。 さて、終演後ロビーへ出たら18:54。 うーん、どーしよっかな。 あんまり帰りが遅くなるのもなんだから 終演が遅くないものをもう1本みよう。 センター街を横切って bunkamuraル・シネマまでてくてく。 『耳に残るは君の歌声』。 大好きなクリスティーナ・リッチ。 大好きなジョニー・デップ。 2回目の本格共演は見逃せん。 いやもう、クリスティーナ・リッチの綺麗なこと! 初めてジョニー・デップ演じるところのチェイザーと 心を通わせたその一瞬。 余興を務めた庭先で、 肩に手を置かれて馬上の彼を見上げた視線の強さ。 なんて綺麗なんだろう! このショットが欲しくて帰りにパンフを買ったのに 残念ながら掲載なし。 あのスチールを押えずになんとする、広報! ジョニー・デップが最初から最後まで男前。 そんな映画私初めてかも。 いつも2枚目じゃないものね。 でも、素敵でした。かっこいー、と思ったもん。 『フロム・ヘル』も観に行こっと。 ケイト・ブランシェットって なんて口が大きいんだろう。 ドラッグクイーンにしか見えない…と思っていたんだけど 最後、プールのシーンは良かった。 彼女がどういう女性だったかを あのシーンだけで表現しきったのは素晴らしい。 あと、フィゲレが名付けられたスージーの名。 これはすごい、見事だった。 ずーっと、違和感があるのです。 これは彼女の名前じゃないと、全編を通して思わせ続ける。 スージーの名で呼ばれる時間のほうが 断然長いにも関わらず、だ。 彼女はスージーが自分の名ではないと 主張することさえない。 愛し合ったチェイザーにも フィゲレと呼ばせていない。 でも、スージーの名が 彼女に似合っていないのだ。常に。 お父さんに逢えて良かったねえ〜とか そういう話の筋立ては非常にどうでもいい。 この映画は それぞれの立場で それぞれの何かを背負って生きた フィゲレ、チェイザー、ローラ、そしてダンテの それぞれの人生をていねいに追ったささやかな記録だ。 ほんとうは人の人生など、フィゲレが歌うあの歌が全てだ。 私のことを覚えていて 私が辿った運命は全て忘れて ただ 私のことを覚えていて そういうわけで、これはオススメです。 美しいものを観たいあなたに。 ...
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