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2002年02月03日(日)  「やるき君」

今日の朝は、ぼくのところに、やるき君が来ていた。
でも、お昼になったら、
「他に用事があるから、ごめんね」
と言って、帰ってしまった。
ちょっと、さみしいなぁ。

やるき君がやってくると、すっごくお仕事がはかどる。
手の動きが、それまでの何倍にもなる。
頭の回転が良くなったような気がする。

きっと、どこのおうちにも、やるき君がやってくるときがあるんだろう。
やるき君は、みんなの人気者だ。

だけど、困ったことがひとつある。
やるき君には、とても仲のいいお友達がいて、
名前を、しめきり君という。

しめきり君は、追いかけっこが大好きだ。
しかも、自分はオニの役。いつも誰かを追いかけてる。

ぼくも、何度か大勢のしめきり君たちに追いかけられて右往左往したことがある。
しめきり君どうしも、けっこう仲がいいみたい。

しめきり君がそばに来ると、横からやるき君もそーっと近づいて来る。
しめきり君よりも先に、やるき君と手をつなげたら、ぼくの勝ち。
恥ずかしがり屋さんのやるき君に逃げられちゃったら、ぼくの負け。

やるき君と、いつも一緒にいられたらなぁ・・・。
でも、やるき君はみんなのものだ。
ぼくがヒトリジメするわけにはいかない。

また、遊びにきてね、やるき君。


真 |MAIL