No Problem

2002年12月03日(火) おいしい水の生活

 いつもよりちょっとだけ早く起きられて、息子を送り出し、缶・瓶ゴミを出し、「まんてん」を見る。
だいたい母がウチに来た後や、実家に帰った時に、みんなが見ているので、普段の生活に戻ってからも惰性で朝ドラを見てしまう。
彼女らは、船が定時にドッグに入るように、8時15分になるとテレビの前に吸い寄せられる。
 でも、「まんてん」は初めて自分の意志で最初から見ようと思った。
「宇宙飛行士になりたい」と願う女の子の物語だからだ。
これは、和菓子職人やら相撲部屋のおかみさんになるのとはワケが違う。
ラスト、どういう風に持って行くのか見てみたい、と非常に興味を持ったからだ。

 もう、やめたいと思いつつだらだら見ているけど、どうしても主人公の満天が好きになれない。髪の毛が暑苦しい。清潔感がない。
「何事にも一生懸命で、失敗も多いけど、彼女を見ているとなんだか周りの人も熱くなってしまう」というのが主人公のキャラクターなんだけど、今のところ満天は単なるわがままなだけの使えないヤツ。
ちょっと眉毛でも整えたらどうなんやろ。それとも屋久島から出てきた野生児が成長していくってことで、今はあえてぼさぼさにしてるんだろうか。

 どんなにつまらなくても1回目を見たら最後まで見る。
 どんなに期待してて大好きな俳優が出るのでも1回目見逃したら途中から絶対見ない。

 なぜかあたしのドラマ見るときの変なクセ。
見るたびに「つまんね」と思いながら、とりあえず毎日見ている。

 見終わった頃、宅配便で「ブリタ」が届く。
これは、ドイツ製のろ過器つき浄水ポットみたいなもの。
アスクルのカタログで見て、いいなぁと思ってたのだ。
普段は「見た」「欲しい」「買った」を30分以内にやってしまうあたしだが、ただ今「物増やさない月間」なので、初めて見たときから2ヶ月くらいもう経っている。
ネットでいろいろ調べたが、総じてみんな絶賛。
なによりビルトインじゃないので手軽で、カートリッジも安い。

 もともと味オンチのあたしなので、別に水なんかどーでもいい、と思っていたのだが、何しろウチは築40年。古い家は水道管も錆びていて・・・なんて、本に書いてあったりしたので、できるだけ生水は飲まないように、お湯をわかして麦茶なんかを作っていたのだが、最近、ビタミンEやら鉄分やらサプリメントをたくさん飲んでいるので、水を飲む機会が多い。
 京都にいた時の、このあたしでもわかる水のまずさにくらべれば、熊本の水は問題ないのだが、なんとなく、蛇口から出る水をそのまま飲むのは抵抗がある。
 とりあえず、熟考に熟考を重ねて(珍しいよ)、購入を決意。
それにしても、さすがドイツ生まれ。デザインが素敵すぎ。

 それから久しぶりに廃油石鹸を作る。
30分かき混ぜるので、ネット覗きながら手はくるくる。
あ〜だめだ。下半身こたつに入れてると、どうしても眠くなってしまう。
たまらず1時間ほどうたた寝。

 お昼を食べてから、銀行、郵便局へ。
ちょっと大口の引き出しをしたら、免許証か保険証のコピーを取らせろと。
いきなりむっとした顔になってしまう。
「すみません〜。通帳の盗難とかが多いので、これからはご本人の確認をさせていただいてるんです。」

 本人の確認ってね。あたしだよ、あたし。
あたしが自分が管理してる通帳からお金引き出すんだよ。
もうここ5年近くほぼ毎日来てるでしょう。窓口のあなたもずっと一緒だよね。
お金借りるのならともかく、自分のとこの通帳なの。
なんで、免許証コピーされなあかんねん。

 こういう役所とか銀行とかの、責任を取らないための、言質をとるようなやり方が大嫌いだ。
もし何かあった時のために、「ほら、免許証のコピーをもらってますよ。当方には落ち度はありませんよ。」と責任逃れをするための証拠集め。
だったら、窓口も営業もいらんやろ。全部機械にして、指紋照合でもしたらええねん。手数料はゼロでな。
 小口なら本人確認はいらんのかい、ってことで、いくつかに分けたろかなとも思ったが、今日中に振込みしたいのでもう時間もないし、免許証を大人しく出す。
払い出し票の裏に住所も書かされる。

 長年、良き隣人だと思っていたけれど、実はテロリストだった、という事もある。自分の安全を守るには、自分の情報も提供しなくてはならないということもよくわかる。それにしても、自分の通帳からお金を引き出すのに住所書かされるとはね。
 それとも、今日珍しくノーメークで行ったから、あたしとわからんかったとかっ!?

 帰りにホームセンターにロールスクリーンを買いに寄る。
キャンプ道具置き場の目隠しに、前買ったやつがとっても良かったので、廊下の間仕切り用にもうひとつ買いたかったのだが、同じ物がもうなかった。ざんねん〜。
 息子が帰ってくるのでたまには手作りを、とアップルパイを作る。
生地は冷凍パイシートだけどね。
ちょうどお向かいのまーくんが遊びに来ていたので、「お兄ちゃんと食べてね」と半分お土産に持たせる。
 息子は「げ〜!オレの食べる分が少なくなった」とさもしい事を言っていたが、心の中で(実はあたしも・・)と思う気持ちを押さえ、「そういう感じの悪い事を言わないの!」と教育的指導をするのであった。

 夕飯後、外メシ愛好会(仮名)の裏グループ(なんじゃそりゃ)のパシリ、ケンジ君から電話。会長がぜひ兄貴(←あたしの事)と忘年会をやりたいとおっしゃってます、との伝言。今月3つ目の忘年会だわ。会長(新婚さん)の新居訪問&赤ちゃん拝見ができるらしいので、日程を合わせてぜひ行きたいもんである。
 それと、クズポンチャーズの「紅白歌合戦」もやらねばだわ。


 < 過去  INDEX  未来 >


mico [MAIL]

My追加