久しぶりに夫の仕事のない日曜日。 しかも、11日の祝日も仕事なし。11日は、友達からコンサートのチケットをもらってるので、わんわん王国に行くなら今日しかない。いろんな犬を見に行こう、とあたしと息子で決定し、あまり気乗りしない夫を連れ出す。
この「わんわん王国」ってのは日本でも滋賀と熊本しかない、犬のテーマパークらしい。 「全員血統書のついた世界の名犬80種360頭がいる」というのがウリなのだ。 目的は実際のキャバリアを見ること。 だって、近所を散歩してるのって柴ばっかりなんだもん(笑)
入り口には、ゴールデン・レトリバーがいてお迎えしてくれる。 ところで、最近にわか犬博士になったわたくし。 Retrieverというのは、飼い主の借りにつきあい、しとめた獲物を傷つかないように優しく加えて回収してくる性質からついた名前らしい。 「ふれあい広場」(これ以外の名称考えつかんのか)では、わんちゃんたちがたくさん自由に歩き回っていて、抱っこしたりなでたりすることができる。
優雅なボルゾイや、かわいいヨークシャー・テリア、見た目怖い〜のダルメシアン、人懐っこいラブラドール・レトリバーなどなど。 1ヶ月前なら名前も全然わからなかったと思うけど、ずっと犬関係調べてるんで、よくわかって面白い。 驚いたのは、大型犬ほど甘えん坊でかわいい、って事。 病気や年を取ってから50キロ以上の体重を支えてあげる覚悟があれば、飼ってみたいとさえ思ってしまう。
お目当てのキャバリアは5頭ほどいたが、なんだか想像してたのと違う。 全然なついてこないし、ネットの写真とちょっと違うよ(~_~; これは、おじいさんなのかしら(笑) あたしの所におおいかぶさるようにしてやってきた、グレート・ピレニーズ。 この犬は、うちのご近所さんも飼っているんだけど、大きな体に似合わず子どもみたいに甘えてくる。 夫は、こんなふうにベタベタはしてこないけれど、なぜか黙ってずっとそばに座っていたハスキーに気に入られていたようだ。 息子は、もっぱらビーグルやキャバリアを追いかけていた。 (自分は柴犬がいいんだけど、ママが好きだと言うキャバリアをなんとか好きになろう、と努力しているのがうかがえる) 柴は小柄で賢そうで大人しいのが1頭だけいた。
今日、思ったことはやっぱり○○犬だから絶対にこうだ!と言うことはないんだな〜ってこと。 そういう傾向はあるがやっぱり最終的には個体差なんだってことに気がついた。 人間だって、整理整頓の苦手なドイツ人もいるし、ウオッカのまったく飲めないロシア人もいる、みたいなもんか。 だって、キャバリアわんわんほえてたもん。(笑)
「僕は絶対絶対やっぱり柴犬に決めた」と息子。 「なんかキャバリア熱がちょっと冷めたな〜。柴かわいかったね。」とあたし。 「あぁ、お前が奥様趣味から戻ってきてくれてよかった。」と夫。 彼の頭の中は「洋犬を飼う=優雅な奥様」となっているようで。 てか、あたし奥様なんですが、一応。
夜は、定番の焼き鳥屋に行く。 1ヶ月ぶりかな。焼酎のお湯割を飲んで、家まで1キロほどを散歩しながら帰る。 楽しい一日だった。
|