No Problem

2003年02月16日(日) レオンママ

 息子がアニメ見たさに7時に起きるので、あたしも一緒に起きてみた。
夫は10時近くまで寝ている。
う〜ん。休みの日の早起きというのもいいもんだなぁ。
ところで、わんこが来たら、我が家のこのめちゃくちゃの生活リズムもどうにか正せるのだろうか?

 今日は、阿蘇にある柴犬専門のブリーダーさんの所に仔犬を見に行く約束になっている。
メールでのやりとりでは、とっても感じの良い方だ。
珍しく夫の車で夫の運転で行く。途中、峠を越える時ものすごい霧で(こんなの初めて)視界2Mてな感じだったので、ゆっくり走って行ったのだが、思ったより近くてちゃんと時間通りに到着することができた。

 あいにく今日はものすごく悪い天気。
午前中は犬舎を掃除しつつ、犬たちを運動させるとのことで、ゆっくり犬が見れて話ができるのは午後1時頃ということで、犬たちはみんなケージに入っていた。
あたし達のほかに、とても若いカップルが1組。

 息子より、夫よりなにより最後まで面倒を見るのは結局あたしなんだから、あたしが気に入ったのにすればいいと、夫は言っていた。もちろんその通り。
キャバリア、コーギー、柴犬とだいたい好みは決まってはいたが、最終的に「とっても人懐っこくて飼いやすく愛くるしい、まさに家族の一員キャバリア」と「頑固だけど飼い主には忠誠を誓い、地味だが日本人の生活様式にあっている柴犬」のどちらか、ということで考えていた。
 結局は、息子と一緒にいて絵になるのはどっちか、と思うとこれはもう柴犬しかないわけだ。そして、今まで貯めたお年玉の中から自分で5万円出すという息子の心意気も少しはかってあげないといけないだろう。
 それよりなにより、「柴犬の雄」以外を飼って何かトラブルがあったときに、絶対このわがままな1人息子は「だから僕は柴犬の雄がいいって言ったのに〜」と逃げをかますに決まっている。
 それを封じ込めるためにも、彼の当初からの希望である「柴犬の雄」が一番いいのかもしれない。これなら夫もあたしも最初の選択肢に入っているし。
 単純にやっぱ、茶色くて靴下はいた柴犬はかわいいし〜♪

 この「茶色」、柴犬界では「赤」というらしい。
赤に割と黒が混ざったのが「胡麻」、それと「黒」、そして「白」。
ホームページの仔犬情報でチェックしたところによると、1月11日生まれの赤雄3兄弟と1月19日生まれの赤の雄2兄弟雌2姉妹がいるらしいので、その子達を見るという目的で行ったのであった。

 11日生まれと19日生まれ、たった8日違いでも全然大きさが違う。
子どもたちはよくわからないが、お母さんは19日の方が断然かわいい。
4人にお乳をあげているので、お腹周りはほっそりしているが、女性らしい優しそうな小顔のママだ。大人しく、それでいて、母親らしい落ち着きが感じられる。
11日のママの方は、なんだか冴えない感じがした。
 この時点で、あたしは雄と雌の体格が全然違うことで、「雌のほうがいいんじゃないか・・・」と思い始める。
ブリーダーさんも、「雌は優しいけれど、雄はある程度怒る時はびしっと厳しく怒らないと」と言っていた。
 

 それから今度はお父さんを見せてもらう。
11日の方のお父さんはきれいな赤。19日のほうはどちらかというと胡麻っぽい。でも、子どもたちは11日のほうが黒々してて、19日のほうが薄い茶色だ。
あたしは11日のお父さんみたいな色がいい。
でも、この子はなぜかちょっと怯えていて、ケージの奥でびくびくしていた。
細面の、人間で言うと「しょうゆ顔」
 逆に19日のお父さんは、黒っぽい体毛もあいまって、丸顔の「たぬき顔」。
そして、とっても落ち着いている。
尻尾さえふらないが、きちんとお座りしてあたし達をじいいっと見つめている。
か、かわいい・・・・・。
 
 ブリーダーさんは、お父さんは黒っぽいけど、19日の子達のほうが明るい赤になりますよ、という。
そして、19日の4人のうち、男の子2人を出して見せてもらう。
「こっちは、お母さん似で細面。こっちは黒マスクが濃くて顔が横に張っててお父さん似でしょ。どちらかというと、私らはこういう黒マスクが濃いほうを薦めるんですよ。黒が薄いと、大きくなって鼻のところが白っぽくなって、早く年をとった感じに見えちゃうんです。」なんだそうだ。
 
 息子もあたしも「こっちがいい!」と言う。もちろん黒マスクが濃くて顔が張ってて無骨な感じの子の方。もう片方の母親似のぽよよんとした優しそうな目のハンサム系の男の子に比べて、いかにもやんちゃそうできかん坊っぽい真っ黒な目のこの子だ。

 そして引渡しの日にちを決めたり、家の近くの獣医さんを教えていただいたりしながら、柴犬についての話をいろいろ伺う。
この犬舎で同じ食事をして同じ運動をして同じ躾けをされていても、ガウガウ吼える犬、尻尾を振って手を伸ばしてくる犬、こちらの手をペロペロなめて親愛の情を表してくる犬、おりこうで小首をかしげて座っている犬、さまざまだ。
 本当に、人間と同じく生まれ持った性格というのが一番大切なんだなぁ。

 すでに息子が決めている名前は「レオン」。
あたし的には「サスケ」とか「ヤマト」とか純日本的な名前が良かったんだけど。
なぜ「レオン」なのかは、本人も説明できない(笑)
 でも、ふと考えたら・・・。
陽気で社交的なキャバリアを、抱っこしておしゃれに散歩するあたし♪の図が・・・・・。
シャイで頑固な九州男児がもう1人増えるんかいっっ!!
面倒見きれるかしら・・・・・。

 でも、この子がお家に来る日が待ち遠しい、レオンママですう〜(≧∇≦)
(○○ママってのがどうも苦手で、自分の子の時は絶対言わなかったんですがね。ええ。すでにママでちゅ〜状態ですわ。はぁ、(*´Д`)躾だいじょぶなんやろか・・)
正面が僕、レオン。目つきがきっついって?ほっとけ!奥は弟(お兄ちゃん?)後ろは本当のママだよ。


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