2003年03月06日(木) |
人よんで「グルーマー」 |
あたしは、女性らしい細やかな気遣いができず、整理整頓が苦手で、人間の感情の機微に疎く、病気は気合で治ると思い、自分の幸せがまず第一の人間です。 こんなあたしが嫁になれるのか、妻になれるのか?まぁ、それはなんとかごまかしてクリアしたとしていったい母になれるのか? これはとっても大きな不安でした。自分でも。 でも、それはまったく心配する必要はなかったのです。 なぜってあたしは「お手入れフェチ」だから。
この紙おむつ全盛の時代に、あたしは生まれた時から息子を布オムツで育てました。 布オムツのほうが母親の愛情が深いという迷信を信じてるから?エコ問題に敏感なプロ市民だから?いいえ、単に、あたしは、おしっこする→おむつ開ける→濡れたおしっこの色とにおい確認→恍惚→おむつ専用バケツに投入→洗濯→お日様でパリッパリに乾いた真っ白なおむつ→また恍惚・・・・・と、この快感を得たいがために布オムツを使っていたのです。
体は超がつくほど頑丈で風邪一つひかない息子ですが、どうも皮膚が弱い。 夏は「とびひ」になるし、ここ数年ウイルス性のいぼに悩まされてます。 でも、このいぼの治療がまた楽しい。 薬液1を綿棒でちょんちょんとつけて、軟膏2を塗り塗り。 イボの大きさに切ったガーゼに軟膏3をつけて貼り付けます。 最後に、適当な大きさに切ったメッシュテープでガーゼを固定。 う〜ん、美しい。・・・・・恍惚。
息子の耳掃除したり、夫の毛穴の脂取らせてもらったり、気に入ったヒゲを毛抜きで抜かせてもらったり、そういうのが大好きなのです。 毎日の食事つくりや、病気になったときの看病なんかまったくしないくせに、こういった「人のグルーミング」系が大好きなあたし。 まぁ、自分のも一応やるんですがね。 特に、腋毛のごっついのなど、毛抜きで抜いて、立派な毛根がついてきたりすると、もう恍惚・・・。 ずっと脇みてていつも肩こるほどで。
こんなあたしですから、多分わんちゃんのお世話もきっちりできる自信があります。 実母や夫の両親とかが寝たきりとかになっても、きちんと介護できるかも、なんて思ってしまうのです。
でも、ひとつだけ苦手なのがあります。 脂や白髪や鼻くそや耳垢やへそのごま、なんでも人のをとって「うお〜っ」と喜ぶあたしですが、「かさぶた」だけはだめです。 ・・・・・気持ち悪い・・・怖い・・・・。
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