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2000年07月05日(水) 殉職

昨日、空自松島基地所属のアクロバットチーム『ブルーインパルス』2機が訓練中墜落し、三名が殉職したというニュースがあった。
その中に、私の本名と一字しか違わない人がいた。勿論、縁も所縁もない全くの他人。だが、昭和37年生まれということは、私と殆ど変わらぬ年齢だ。
昨年の『B.I』カタログにその人物の紹介文があった。
もし、パイロットにならなかったら、犬の訓練士になったであろうと記されていた。
愛読書は手塚治虫の『ブッダ』だという。
この自衛官はFー15イーグルドライバーでもあるエリートパイロットだった。
軍人にとって生と死は等価値だ。
ある意味、殉職は大願成就でもある。
バルハラという戦士の浄土へ魂を昇華させたのだ。
何の悔いがあろうか?


絶望皇太子