ひぽこんコラム

2005年04月18日(月) 師匠の本作り

 毎年のことですが、この時期はすぐに鬱〜〜〜の波にザブンと飲み込まれそうになります。で、飲み込まれちゃうとザブンザブンと波の奥にまで引きずり込まれてしまうので、なるたけ飲み込まれないように、どんなに具合悪かろうが、心臓バクってようが出掛けてるのですが、きのうはさすがに疲れが出て出掛ける途中でグルングルンめまいで帰って来ました。ふぇ〜〜ん。無理はできんっ。
 でも帰ってきて「義経」見たらタッキー義経様が「シズカ」「シズカ」と言ってて、とりあえずぅそれで幸せ…という超安上がりなオバちゃんです。タッキー力、凄いわ。今年の目標に「タッキーに取材」ってのを挙げておこう!挙げるだけはタダだしさ。うんっ。でも何聞くんだ?「すいません、シズカって言ってくれますか?」とかか(笑)。う〜む。聞くことないかもな。
 ところでインタビューといえば、今、ワシの師匠の湯川れい子しゃんの昔の記事などをまとめて本にしようと作業中。ええっと。これ読んでご興味持たれた出版社の方、いつでもご連絡お待ちしております〜(笑)。で。師匠の昔の記事にはスゲエエもんがゴロゴロしてて。「ローリング・ストーンズ(60年代全盛期)NYでの記者会見をスクープ」とか、「来日したビートルズへの独占インタビュー」とか「ジョン・レノンの最後のインタビュー」とか、なんかも〜〜〜そんなんばっかり!!マニアが見たら号泣やな。いヤァ、師匠、あ〜た、やっぱりすごか人だったんね?などと今さらのように思う和田。普段「ザ・ワイド」などに師匠が出てくると、(あらっ、今日はまたなんて服着てるの?それ、どこで買ったの?)とかしか思ってなかったのだが…(爆)。
 しかしそれ以上になんちゅ〜〜か。あのオバちゃんはレビュー1本でさえも。たかだかレコード評1本でさえも、今読んでも不朽の名作として読めるところがすごい。1本1本が芸術論であり、すべての人生にあてはまり、ジェンダー論であったり、なんていうか、「30年後にも耐える耐久性ある評論」なんだよね〜〜。オレはそれらをたくさん読んでちょっとかなり考えてしまいました。己のエエ加減名仕事っぷりを。反省反省また反省。己のエエ加減な仕事っぷりに反省多大!やはり、30年後にたまたま読んだ人が感動するようなモノを書けたら、それはそれで、その人生はなんと価値があるのだろうか!と思ったりするわけです。
 そんなこんなで。和田はフラフラ鬱々反省しながら昔の記事漁りに精を出すわけです。
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