日々日記
いちらんふるいあたらしい


2005年06月01日(水) いつでもスタート。

わたしたちは、いつ何時も、たとえどんなことが起ころうとも、
きっといつでもスタートできるのだと思う。

それって当然の理なんだけど、人間てのはなかなかそう思えない。

調子が良い時はこれでいいのかなどと問わないのでそのことを思い出さず、
失意のどん底にあっては、辛くて悲しくてそのことに心が及ばない。


ずっと悩んでた。
苦しかった。
出口がなかった。

でもそれでも考え続けた。

恋ってなんだ。結婚ってなんだ。離婚ってなんだ。
男ってなんだ。女ってなんだ。

自分は彼とどう関わって生きたいのか。
彼はわたしにどうして欲しいと思っているのか。

考えて、考えて…どのくらい考えただろう。

長い間モノクロだった世界に、急に光がさしたように感じたとき、
一気に周囲の景色が自分に流れ込んでくるのがわかった。

なんて美しい光。
なんて青い空。
なんて瑞々しい野山。
日差しって、あたたかい。
田んぼで稲が気持ち良さそう。
…風が次々に新たな香りを運ぶ、それはそれは素晴らしい5月のある日。

ああ。
こんなことに気付かなくなるまで、考えてたんだ…と気付いたとき、
相当病んでるなこりゃー。と思って、考えるのをやめた。

要するに、悩むこと自体がすでに不毛な行為だったことがわかったのだ。

でも、気付かないの。
女だから。
そういう性なの。女は。

いやぁ恋ってホントに盲目!!

でもね、もういい。
もういい、やめる。

スタートしよう。
新しい未来が待っている。
自分が選んですることだもの、いずれにせよこの先も、苦も楽もどっちも堪能できるはず。


明日、ひとつ恋が終る。
恋が終るのはしょうがない。

でもひとつ終れば、またひとつ始まるのだ。

肝心なのは、それで止まってしまわないこと。
私が歩を止める理由なんか、どこにもないのだ。


inu-chan