日々日記
いちらんふるいあたらしい


2005年06月05日(日) 人工物への愛着

六本木ヒルズへ行く。

森美術館へ行ってみたかったんだ。

以前1人で行った時は、全然楽しめなかったけど、
今回は学生の時の友人と行ったからかな、すっごく楽しかった!
どこ見ても楽しめた。

それで、森美術館と展望台が好きになったよー。
また行こーっと。


最近、実感として思うことがある。

それは、
この世に存在する全ての人工物には、必ず誰かが関わってて、紆余曲折を経て今はこうしてそこにある。という、すごく当たり前のことなんだけど。

ガードレール一つにしろ、
原料をとった人、売った人、買った人、運んだ人、加工した人、
製品を販売した人、営業した人、製品を買った人、買った製品を運んだ人、
買った製品を取り付けた人…オーマイガー!

こんなにも誰かが関わっています(想像だけでもこんなによ)

すごいなー。

そういう仕事に関わることで、お金を得て生活してるわけだけど、
いやぁー、すごいなぁと感心するの。

そう思うとね、なんも見るもののない景色の単調な道でも、
そこに道がある限り、誰かが作ったんだなって思うと残像が見えるような気がして
ドライブの楽しみが増すわけ。

自分で1から10までやって作ったもの以外は、
全てのものが誰かの手を経ている。

1人で生きてるわけじゃないんだなーってことも実感する。

たった1枚の紙、たった1枚の布。
これが今わたしの手元に来るまで、どれほどの旅をしたのだろう。

そしてその旅はわたしのところで終ることなく、もしわたしが必要としなくなってもほかの誰かが必要とするならば、ぜひそこへ行かせてやりたいな、と思う。

こう思うと、リサイクルに自発的に取り組むきっかけになるかも。
つい、ゴミにしちゃうからね。
いかんいかん。

ものを買うとき、捨てるときのことまで考えて買えるようになるから、
衝動で買わなくなる。
必要かどうか、すごく考えるもん。

この発想は自分にとっては大変良い発見だったな。ふむ。


inu-chan