日々日記
いちらんふるいあたらしい


2008年05月23日(金) テーマ決まってほっとして体調崩す

どうも体の調子がおかしいなぁと思って数日過ごしていた。

疲れているのに、動ける。という状態に不安を感じていたら案の定。

今朝起きたらめまいがして、結果一日中伏せる羽目になった。とほほ。
来週の土曜日は学内選考だよ。

勉強とバイト。健康と体力の維持。このバランスが大事だよね。



さて、卒論のテーマに「金山神社」を選んだ。奇祭「かなまら祭り」で有名な神社。
こちらの神社は「性と鍛冶の神」なんだそうだ。

かなまら祭りでは、男性器をかたどった神輿を担いで、
子宝とか性病にならないようにとか夫婦円満を祈願する。
行ってきたけど、超楽しかった。面白かった。


もともと性器を祀る神社の存在は知っていたし興味もあった。
だけど、タブーなんだよね性器は。

女性器なんか、通常の会話で用いてもいい固有名詞すら存在しないもんね。

「ヴァギナ」って言うと認知度も低いしインテリか杉本彩か?って感じだし、
はたまた「まんこ」って言うとなんかいかにも「男性用の性の道具」ってイメージだし。
「まんこ」って言うとき、自分の持ち物を指して言ってる気がしないんだよ。



女性器っていうのは固有名詞じゃないしさー。

それがなぜ神に?豊穣と多産みたいなものから来るんだろうなとは思ってたけど。


はじめて遭遇したのが19の頃だったな。前の大学の、新入学オリエンテーションで行った
富士の朝霧高原に性器を祀る神社があった。


以来幾星霜。

まーさーか、これをテーマに卒論書く日が来ようとはね。



ちなみに、靖国問題にも興味があって、どっちにしようかすごく悩んだのだけど
「本当にやりたいほう」を選んでみた。

このテーマを見たボス「よく見つけてきたな、これ。」

そしてプレゼンテーションするうち、
「いま欧米でカルチュラルスタディーズの一貫として、実はこういう研究が
盛んになってきてんだ」と言い、

「ペニスの文化史」なる本まで出してきて一言。

「このくらいのレベルまで持って行くなら、やる価値あるよ」と。

やります!やります!性器をタブー視し過ぎるから、性知識が足りなさすぎて
自分の体を傷つけたり、子供の命を守れなかったりする。
セックスレスも少子化も、この変にカチガチのタブー視から来てる気がするし。

わたしそんなの嫌なんです。もっとみんなオープンに性を語れるほうが絶対いい。

するとボス。
「これ、たぶん論文書いてる人今までいないと思うから、このテーマでずっと続けたら
博士論文までいけるよ」とまで言った。


ゼミ内に走る旋律と動揺。


その刹那、inu-chanの脳裏に



「ちんこ博士」



という文字が…。



えー。ちんこ博士だけは。それだけは。

…先のことはわかんないけどさぁ(まんざらでもない?)。


ともかく、これから半年、日本のちんことまんこの文化史を研究します。
がんばります。


inu-chan