日々日記
いちらん…ふるい…あたらしい
それは他者から見た自分ではなく、自分から見た自分の生き方の濃度。 それがしたくてやってる、そんで世の中にもいいことがあり、 自分も充実しているという生き方を、わたしは濃い生き方だと考える。
原丈人さんの言葉を遡って追いかけている。
驚くのは、彼の発言の中身が、時間がたっても昔と全然かわってないということ。
ひらめいたアイデアに対し、自分の頭で作戦を考えて、足で探して、 そして自分の判断で、自分の資金を投じて実現していく。
それぞれの事案で浮上する問題に対していろいろ工夫しながら、 (それが、ちまちまじゃないんだよね。工夫も大胆)
でもやりたいことに対してはまっすぐやってきたんだなぁという印象を受けた。
大学を卒業してからずっとアメリカ。 私は彼が大学卒業の年に生まれてるから、アメリカに暮らして33年くらいになるってことか。
私がこの年齢になるまでの時間を、あの調子で働いて来たんだ。 はぁ〜…。感嘆します。
いろんなことがあったんだろうなー。 でも彼の口から話されるとそれらも笑い話になってそう。
もっと「人間 原丈人」に迫りたい。 卒論の題材にしたいくらいだ。
惜しむらくは私の境遇。 哀しいかな、ああいう世界とは接点が全然ない。
シリコンバレーって何?新しい球技?それとも踊りの名前?ってなもんで。
だけどとりあえずわたしも、わたしにできる範囲で体験してみる。
原さんが育てた技術(容量の大きな映像を普通の光回線で送れる圧縮技術) を使った講演を聞きに行ってくる。
講演者は聴衆がいるホールとは別の場所にいる。 バラバラの地点をこの技術で繋いで、その講演会が行われるというわけ。
とてもきれいな画像が送れるんだそうで、 会議で使うと目の前に相手がいるかのように一生懸命話しかけちゃうんだそうだ。
こういうものにひょいひょいっと参加ができるとこが東京の面白いとこだよなぁ。
私たちを取り巻く情報量はもはや莫大すぎて一生かけても関わりきれるものではない。 たいがいのことはネットで調べれば知ることが出来る。
でも個人が「実際に経験する、体験する」ことの面白さ、必要性、重要性は ちっとも損なわれてない。
つまり今は多くの人々に顧みられていないだけなんだと思う。
inu-chan
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