日々日記
いちらん…ふるい…あたらしい
つるべ落しの秋の陽が、とっぷりと暮れた空の色はたまらない。
行き止まりのない濃紺色。 どんだけ奥行きがあるのかわからない、宇宙の色。
月が明るい晩は、濃紺の空はグレーと金色がかった鈍い水色になる。 月の光が透けるくらい薄い雲だから、見上げて見えるもの全てがとてもきれいに見える。
雲達はふよふよと、羊雲になって群れて、風に乗ってゆっくり・ゆっくり進んでいく。
田んぼの刈り穂の香りはとっくに遠ざかって、今はキンモクセイの香りが庭にたちこめる。
虫の音も一時より随分少なくなったなぁ。
…、違う。なんか違う。
あーーー!!!! すっごく美しい景色を見ても、それを感じたまんま文章にできないこのもどかしさ。
絵や造形もそう。 すっごい構想があっても、技術が追いつかない。 キィーーーー!!!
犬の散歩で椛の湖に行って来た。 椛の湖は小学校の秋の全校遠足で毎年行く場所なので、 フォークジャンボリーとは世代的に縁がない私だけど、椛の湖のことは大好きなのだ。
紅葉にはまだちょっと早かったけど、目に映る景色はもう全部秋だった。 フユノハナワラビ咲いてた。久しぶりに見たなぁ…。
inu-chan
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