日々日記
いちらんふるいあたらしい


2008年10月14日(火) 文才ないや。

つるべ落しの秋の陽が、とっぷりと暮れた空の色はたまらない。

行き止まりのない濃紺色。
どんだけ奥行きがあるのかわからない、宇宙の色。


月が明るい晩は、濃紺の空はグレーと金色がかった鈍い水色になる。
月の光が透けるくらい薄い雲だから、見上げて見えるもの全てがとてもきれいに見える。

雲達はふよふよと、羊雲になって群れて、風に乗ってゆっくり・ゆっくり進んでいく。


田んぼの刈り穂の香りはとっくに遠ざかって、今はキンモクセイの香りが庭にたちこめる。

虫の音も一時より随分少なくなったなぁ。




…、違う。なんか違う。

あーーー!!!!
すっごく美しい景色を見ても、それを感じたまんま文章にできないこのもどかしさ。

絵や造形もそう。
すっごい構想があっても、技術が追いつかない。
キィーーーー!!!


犬の散歩で椛の湖に行って来た。
椛の湖は小学校の秋の全校遠足で毎年行く場所なので、
フォークジャンボリーとは世代的に縁がない私だけど、椛の湖のことは大好きなのだ。

紅葉にはまだちょっと早かったけど、目に映る景色はもう全部秋だった。
フユノハナワラビ咲いてた。久しぶりに見たなぁ…。


inu-chan