日々日記
いちらん…ふるい…あたらしい
その昔、井の頭公園で2週間の学芸員実習を行ったことがある。
その時モルモットの飼育係のおじさんに口説かれたことは 以前も日記に書いた。 inu-chanが今より若かったころの、愉快な思い出のひとつ。
さてその実習の最終日、園の皆さんが送別会を開いてくださった。 園内で焼き肉をしたような気がするなぁ。
その宴のときおじさんは、たまにわたしの隣にきて飲んでいたのだけど、 何かの拍子にわたしが書いた字を見て言った。
「ああ、貴女はこういう字を書くんだ。そうか。」と。
それも、実に嬉しそうに。
その時のおじさんの気持ちってこうじゃなかったのかなぁっていう、 そういうシチュエーションが最近わたしにも訪れた。
「ああ、貴方はこういう字を書くんだ。そっかー。」って。
自分で自分の顔は見えないから想像でしかないのだけれど、 まぁ十中八九、嬉しそうな、なんともいえないニヤニヤとセットになって 呟いていただろうなーと、確信してます。
想像に難くない、ってやつだ。
いっそ、この文字を(文字は無理か。だから、紙を)胸にかき抱きたい。 とすら思った。
彼の書いた文字があったという、偶然・まさかの発見。
この嬉しさ、こみあげる笑みに、ああもう中学生かよ!って思う。
するとそのあと、 この文字との遭遇だけでもお腹いっぱい幸せだったのに、 数日たったらWebで声まで聞けることに。
うろたえるinu-chan。そんなー、コ、ココロの準備が間に合わなーい!!
でもそこはわたしでした。笑。 静かな場所で、リラックスして聞きたいなぁと、 あんまし人がいっぱいいる場所じゃ聞きたくないなぁと思って、
わざわざ家まで帰るまで聞かないようにして、
そんで、次の日バイトだったから、ご飯もお風呂も翌日の準備も全部済ませてから、 パソコンの前に端座して、イヤホンで直に聞いた。
内容はもちろんふむふむと思ったけど、それより何より、 「ああ、貴方はこういう声なんだねぇ。そうかぁ〜」ってドキドキしながら思った。
なんだかとっても、うふふだったー。
inu-chan
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