日々日記
いちらん…ふるい…あたらしい
2008年12月17日(水) |
小さくちょっとずつ死んでいく |
ひとつの、大きな山と平原との間の谷にいる。 谷は深くて深くて、ものすごい圧迫感がある。
見上げては、これ登れるのかなぁ、とすごく不安になる。
あ、現実の風景じゃなくて、心の風景です。
嘘をつくときは、 いつも小さくちょっとずつ自分が死んで行く気がする。
だから自殺した人というのは、 それが積もり積もって いっそ、一思いに死んでしまいたくなるのだろうなと思ったりする。
そのくらい、小さいけれど確実なダメージを与えるのだ。
結論としましては、 小さくちょっとずつ自分が死ぬような状況にいつまでもいてはダメだ、ということ。
んで、たとえわたしの選択が真実間違っていたとしても、 他者に呼び戻されるんじゃなく、自力で間違いを感じ、自力で戻りたい。
どんなに苦悩しようと、また恥ずかしい思いをしようとも、自力で。 だって経験は、自分の身体でもって獲得しなけりゃ身にならない。
観念論大嫌いさ。 身にならない経験なんかいらね。
でもね、全ての心中が穏やかってわけじゃぁないんだよ。 あえてこういう冒険をしてて穏やかなわけないでしょーが。時にはギリギリよー。まったくもー。
それでもそうするんだ。うん。
今後、最悪身動きがとれなくなってもまぁ大丈夫。
全て(だと思っていたもの)を投げ捨て、身体を総動員して「谷」の絶壁をよじ登り、 風吹く草原に立って遠くの山を見ることが、もうできるようになってるから。
生きてこその煩わしさであり、めんどくささだ。醍醐味だね。
inu-chan
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