日々日記
いちらんふるいあたらしい


2008年12月23日(火) 山を離れては生きられない身体

青春18きっぷで「ぶらり途中下車、はできないけど各駅停車でのんびり旅」の帰省。

高尾を過ぎると左右は山。
狭い谷間を電車は走る。

道中の山に生えている落葉樹がみんなきれいに坊主になってるのを見て、
季節が冬であることをしっかり認識する。


都会は気温はそれなりに下がるけど、そうはいってもあたたかく、
紅葉が残ってる葉っぱもまだあるし、雪も降らないし、あんまし季節感が湧かない。


やっぱ冬と言えば、寒くて赤みを帯びた針葉樹と、丸坊主になった落葉樹と、
露になった山肌の三位一体の絶妙なコントラストですよ。

そして田んぼにおりた、真っ白な霜と、真っ白な息。

これこそ冬の景色なり。



八王子は、わたしの行動範囲にはまともな山が存在しないので、
そうねー、冬を感じるのはオリオン座を見たときくらいか。


山に近いはずなのに、眺めるのにちょうどいい距離感の、
高さ的にもちょうどよく高くて、それなりにそびえ立つのが身近にない。

なので、甲府を過ぎて小淵沢に行くまでの、あの山並みの美しさにすっかりやられる。
はぁー。うっとり。

となりに座った若い男女がもんのすごくうざかったから、
なおさら熱心に山を見てたってのもあるが。


山はいいなぁ。
山が好き。


inu-chan