善光の家に2人で帰る。 暖かい夜だ。
駅からバスにのるんだけど、ちょうどいい時間がなくて、コンビニで買い物をすることになった。 私は、必要なものをいくつか見繕って、善光のところに行く。 彼は、手に持ったカゴいっぱいに、商品を入れていて、その時は、なんか、ペットボトルの飲み物を取り出すところだった。
私は「こんなに買うの!?」と驚いたけれど、きっと全部必要なんだろうと、そのままにして、気にしない。
会計をすませて外に出ると、善光が、あのスーパーなどで、カゴを入れて引くカートを手に、待っていた。 そのカートには、カゴが4つ乗るようになっていて、その4つのカゴいっぱいに、買い物したものが入っていた。 そのまま、カートも一緒に持って帰るらしかった。 おかしいとも思わない私。
バス停まで、2人でがらがら引いていく。 バス停には、学生のような若者が、本当にたくさん、ごちゃごちゃといて、私たちも、その中にまぎれて、バスを待つ。
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