深海図鑑

2001年08月12日(日) 再び蜂のこと

どこかの家。
広くて、光のよく入る家だった。
姉と二人でいる私。

ふと見ると、隣の部屋に、見たこともないくらい大きな蜂が一匹飛んでいる。
黄色い毛が細かく生えて、黒い線の入った蜂。
私は、騒ぐより前に、こっちの部屋に飛んでこないように、ふすまを閉める。
でも、なぜかふすまの幅が、全部少しづつ足りなくて、どうやっても、5cmほど開いてしまう。

それを見ていた姉が「どうしたの?」と聞いてきたから「あっちの部屋に蜂がいる」と言うと、姉は、それを確かめるためか、ふすまを開けてしまった。
私は、「あぁ、蜂が来るよ!」と叫んだけれど、結局、その蜂はこっちの部屋に入ってきて、私の頭のまわりを飛び回った。

うずくまる私の、耳のあたりをぐるぐる回る蜂。
叫ぶ気力もなくなる私。


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