エレベーターに乗って、おりたときには、私は大きな電車に乗っていた。 走っていたのは、大きなビルの中で、暗い中に、なんだか街の明かりのように、ちらちらと光るものが見えた。 止まると思っていた場所で止まらず、いったいどこまで行くのだろうと不安になった。 それで、止まった場所は、多分、そのビルの最上階で、まわりは走ってきた経路と同じ、暗い中の、ちらほらの明かりしか見えない。 コンピューターの中にいるようなかんじにも見えた。
和人の家にいる。 中学を卒業してから、会っていなかったので、なんだか照れてぎくしゃくしているにも関わらず、彼のお母さんは、すごく喜んでくれて、私を家に泊めてくれた。 次の日も、帰らずに、和人の家にいる私。 お風呂掃除をしようとしたら、知らない、若い男の人が来て、お風呂に入りたい様子だったので、何も言わず、その場を離れた。 そして「この家は、誰でも泊まれるお家なのかな」と思った。
ヒーナもどこかで出てきたはずだ。 ほかにも、いろいろなことがあった。 ひとつひとつの話はまったく繋がらず、でも、その数は多かったはずだ。
思い出せない。
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