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熱血青春日記(癒し系)
ゆう
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2004年10月11日(月)
殺意。

「H志くんといるとね、なんだか安心するの」
などと、のろけが始まったよこの女は。
と思いながら、おもしろいので聞いていました。劇団一のバカップルです。

彼女は、特に詳しく聞こうとは思わないのでなんだかよくわからないけど、心的外傷をかかえているようで今でも狭いところや暗いところがダメという、なかなか難儀な問題をかかえていたりします。
今までも何回か過呼吸になったりしていて、医大組が幸にも過呼吸の対処法(と言うほど大袈裟ではないけれど)を知っているので、少し休めばなんとかなるのですが。
これって治るの、と相談を受けたことがあって、詳しい話を聞かないとわからないけれどPTSDならば確実に治癒するので、とりあえずは4単位も落としているエセ医学生よりもカウンセラに診て貰うか心療内科あたりに行くのを勧めると、どうにも親には言いたくないから行けないらしい。
親は保険証を管理しているので、理由を話さないと貸してくれないらしい。
自分はしょっちゅう病気するので、保険証は自分が持っているのですが。
だから、勉強がんばって治してくれって言われたんですが、最低でも後6年かかるわけで、そう言ったら「6年待ってる」と目を輝かせてました。患者さん第一号です。

ところが、彼氏と一緒にそういうところへ行くと不思議と発作(過呼吸)が起きないと言う。
付き合う前は、なんだか知らないけれど彼といると大丈夫だからって一緒にいてもらったりしてたらしいんだけど、付き合うことになってからは二人でいれば大丈夫だと抜かす。
それにねー、この間一緒にエレベーターに乗った時に、手をぎゅーって握っててくれたのー。
などと、PTSDの相談だったのに、結局さんざんのろけを聞かされました。



しばらくして話題の彼、H志が来ました。
彼女はH志の手をとって、頭をなでてもらったりしている。
もうだめだ、と絶望のため息をつくとH志が
「あれ、ゆうどうしたのさ。何か、やさぐれているけどさ」
と言ったので
「だってさ、今までずーっとのろけ話を聞かされてたんだぜ」
と言うと、その彼女はぼっと顔が真っ赤になって
「やめてーっ」
と襲いかかってきました。
ふっ、いくら筋力が落ちているからといって、女に負けるほどやわじゃない。
かるーくあしらって
「私はH志といると安心するのだってさ! 発作起きないんだってさ! 愛の力じゃねえの。ラブラブじゃねえの!」
とまくし立てると、彼女はその場に崩れ落ちて昇天しました。
「本人には一番言って欲しくなかった……恥ずかしくて死にそう」
とか言ってました。
「けっ、思う存分いちゃつくがいいわ」
と言ったら
「ゆう……。いつか殺す」
とずっとブツブツ言い続けてました。おそろしや。