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熱血青春日記(癒し系)
ゆう
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2005年05月17日(火)
恋愛心理学

 なんていう学問はないと思うんですが、まあ基礎心理学をしっかりやっとけば恋愛でも応用が利く、ということで、心理学の教授にいつも恋愛にたとえるお方がいらっしゃいます。専門は行動学で、今は発達心理学の授業を担当しているんですが、授業は何から何まで恋愛話。もうこの授業は恋愛心理学ってことにして、必修でいいから2単位だせと。そして自分の恋愛話はどーでもいいから早くアイデンティティ・クライシスの解説をしろと(笑)

 そんな授業が終わった放課後、本当ならば今日はプチ出張する(所属事業所から車で30分程度)仕事が入っていたのですが、先方がなにやらの会議のためになくなってしまい、サークルもなけりゃ今日は大学に残って勉強することもないという奇跡。よっしゃー久々に早く帰れるぜーと一人浮かれていたんですが、早く帰ったところで特にやることもないし、男軍団はパチンコに行っちゃったし、地元軍団も仕事や学校があるし、彼女は用事があって既に大学にいないし、サークルもないし、あら、どないしよ、犬と遊ぶしかねえなと思っていたら女子軍団のFにわしっとつかまり
「ねえ、バスがない」
とか言いやがる。待ってたらそのうち来る、ハワイのザ・バス(Theがポイント)と違ってピッタリ時間通りに来る(The Busにはそもそも時刻表というものが存在しないのだ)、と言ってさっさと帰ろうとしたのですが、気づいたら車で送らされるハメになる。

 車内では授業の影響を引きずったのか恋愛話になりました。
 Fはこれまで何人もの男を手玉に取っている兵(つわもの)。高校のときなんざ、後輩が自分に好意を寄せていることを敏感に察知し、放課後体育館裏に呼び出したそうです。激しくベタベタだがそこまではまあ王道だろうと思って聞いていたのですが、その後ですよ。「あんた私のこと好きなんでしょう。ねえ、好きって言いなさいよ」このセリフ二時間で落としたんだって。恐喝やん。告白ちゃうやん。言わされてるじゃん。当然その彼とはしばらくの後別れたそうです。
 なんとまあ可愛そうな彼。と感想を述べたら棄てられたのは私なのよと抗議するので、ここは漢の心理学を教えなければなるまいと思いました。
 いいですか、男には恋愛のスイッチが付いています。島田伸介さんもテレビで同じようなこと言ってたよ。彼は「男気スイッチ」って言ってたけど。気づいてないだけであるんだよ。でね、まだ恋を知らないうちは本人もこのスイッチの存在を知らないんです。しかし、女は無意識的にこのスイッチのありかを知っているわけです。知っているやつは、何にも知らない純情な男の子に「ちょっとそのスイッチ押してみ」って言うだけで、「あ、コレすか」って押しちゃうんです。そうするともう男は人生終いですよ。いつの日かスイッチの解除方法を知るときが来るまで「君のため」とか心にもない言葉が自動生成されて、その言葉に騙されたまま一生その女についていかなければならないんだ。間違いない。だからスイッチを自分で切り替えられる男は強いですよ。具体的に言うと石田純一さんね。その彼はまだ高校生だし、スイッチのこと何にも知らないで押しちまったんだ。だから可愛そうだと言ったんだ。
 と言うと、でも一方的にフラれたと言うので、そりゃお前、フロはいってる時偶然スイッチ押したんだよ。んで正気に戻ったんだよ。ここはどこだ! みたいな。基本的に男はそんなんだからね。
 こんな感じで熱弁をふるうと、じゃああんたはKちゃんにスイッチ押されたのねと言われました。うん、高校のとき知らないうちに押されて解除方法わからないんだよ。