
|
 |
| 2005年05月23日(月) ■ |
 |
| 藝術ライフ |
 |
発達心理学の授業にて、 「ワインの入ったビンを傾けると、中のワインはどうなるか、図示しなさい」 という知能指数を計る問題が出て、それを解いてみた。 ものすごく当たり前のことを聞かれるから、自分みたいなヒネクレ者は何か裏があるんじゃねえかと思い、しばらく試験用紙の前で固まってしまうのだが、もちろん標準化された知能テストに罠なんてあるはずはない。 そう思い直して、さらさらと傾いたワインのビンを紙に描きました。 もちろん中のワインは零れることも図示。 どうもおれは疑心暗鬼でいかん、人を信用しなさすぎだよなあ、この疑り深さは週刊誌のせいじゃない、お前のせいでしょう、などと途中から歌になりながら考えていると、 「あんた、これ何」 と彼女さんに聞かれる。 何って、ワインのビンやがな、と答えると、そんならこうでしょ、と彼女が同じ絵を描きました。 よく見ると、自分のビンは真っ直ぐに立っていて、注ぎ口の部分だけが傾いており、一方彼女の描いた絵は見事なもの。 おお、と拍手すると、「あんた芸大合格したんでしょ」と怒られました。 確かに、医大を記念で後期に受けなけりゃ今頃京都で藝術ライフを満喫しているところだったのだろうが、医大といい芸大といい、ステレオタイプのモノの見方は困る。 芸大ではあるが、絵は全くかけない。僕が合格したのは文藝学部・言語表現学科だもの。
|
|