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| 2005年06月03日(金) ■ |
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| 心配性 |
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毎日患者さんに向き合っていると過剰に心配性になるのだろうか。 今日ぼそっと「いや、なんか熱出たな」と独り言を言ったら彼女が 「ちょっと、大丈夫? 具合悪くない? 少し休もうか?」 と異様に心配したので逆に焦りました。 心配するのに慣れてしまったのだな。 自分も患者の手の甲に昨日は無かった痣を発見すると心臓が口から飛び出るんじゃないかと思うほどビックリします。単純にぶつけただけらしいのでよかったけど。 患者さんがそこら辺でへたれこんでいるのを見た普通の人が 「放って置いても大丈夫じゃないか」 と言うと、どうしてそんな無責任なことが言えるのだ、「大丈夫じゃないだろうか」とは何事だ、そんな事を言うくらいならもう治療の必要がないくらい回復したといえる科学的な証拠を出してから言え、と腹が立つのだが、冷静になってみると彼の言うことも最もなのである。 我々学部生の分際では治療などは行わない。本当にただ見ているだけだ。 そんなのは、放って置いているのと本質的に何もかわりはしない。 どうも心配過剰になってしまっていかんのである。 患者さんにとってはうざいだけなんだろうなあ。
もう無理は百も承知で言うけれども、あなたたちもっと楽に生きなさい。 がんばりすぎなんだよ。もっとユルく生きなさいよ。 そう言ってやりたくなるのだが、それが出来れば自分だって対人恐怖になんかならないのである。
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