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2005年08月07日(日) ■ |
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ジブリ |
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A先輩とHくんと自分の三人でお食事に行きました。その日はバイトでまともに交通機関使って行けば間に合うかどうかギリギリの時間。とりあえずバイトを切り上げて一旦家に戻ると親父が暇そうにしていました。そりゃそうか。世間様は休日だ。 親父のケツひっぱたいて街まで送れと言うと、親父はタバコをふかしながら 「1000円だ」 と言う。20年世話になってんだし、やたら働いてるからお金も有り余ってるし、まあいいかと渋々渡すと、じゃあ行くぞ、と早速車を出してくる。まだ早いっすよ、20時半集合ですよと思っていたのだが、親父がやる気満々のうちに送ってもらわねば1000円が無駄になるのである。
そんなわけで、45分も前に集合地点に到着。とりあえず、A姉さんには遅れるかもしれないと事前に伝えていたので、もう着いたから心配ない、とメールして本屋さんへ。 そこで「東京物語」なる本を購入し、次にそこらへんをふらふら歩いて、目に付いたスーパーへ入り、ドラッグ・コーナーで良いシャンプーはないかと見てると、A姉さんからあんた今どこなの、と電話が来る。現在位置を伝えると姉さんは颯爽とやってきました。
食事する場所は決めてなかったので、そのまま外へ出てテキトーに歩いているとWagajaという焼き肉屋さんを発見。胃がもたれるから焼き肉と言うのは好きじゃないんだけれども、なんかめんどくさいからここで良んじゃね的ノリで決まりました。適当万歳。 もう一人のHくんは遅れてのご登場。それまで二人で一枚一枚焼きながらちびちびと食べました。こんなにゆっくり焼き肉食べたことないな。家や友達の家でやるときには気づいたら自分のお皿にお肉てんこ盛りという事態になるのですが、今日は食べる分しか焼かないからお上品でした。自分が注文したのは海鮮焼きとか野菜とかそんなんばっかりでしたし(笑)
Hくんが登場してからは、当たり前のように彼の恋愛話に突入させる。でも、もうほとんど聞きつくしているから楽しくない。こいつらすごい純真なんです。今日聞いておもしろかったのは、二人が付き合ってちょうど一年が過ぎた記念日に、カチューシャ? とかいうアクセサリを送ったそうで、彼女はけなげにもそれを毎日付けてきているそうです。 少なくても去年の大晦日には北海道神宮で、人ごみの中はぐれないように始めて自分から手を差し出してはにかんだジブリな僕がいたはずですが、最近はたまたま視界に彼女のヒップが写ったので意味もなく「そこにケツがある限り、打つべし!」と言いながらケツひっぱたいて、犯罪だのセクハラだのと殺されかける燃え尽きた僕がいます。もう純粋もへったくれもありません。どこにいったんだろう、あの頃の僕は。「友達」が「恋人」に変わって、「遊ぶ」が「デートする」になって、なんか照れるよねって頬染めてた時期があったはずなんだ。それなのに、今やケータイには「柳生の者」っていうフォルダがあって、それが彼女専用のフォルダなんだ。何でそんな名前なんだかさっぱり覚えてないからそのうち変えるけれども。「連邦の白い奴」に。着信音は「きたな、プレッシャー」に変えるの。ああ、19歳と20歳の間には実に深い溝があるのだと絶望に似た気持ちになってしまう。
かくいうHくんは22歳なわけで、確かに彼女は19歳だけどよくもまあそんなハートウォーミングなお付き合いが続くものだと関心して見ています。うちらも確かに付き合ってからは1年だけど、出会ってから5年ですからね。そらケツもたたくわ。
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