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2005年08月10日(水) ■ |
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ミュージックバトン。 |
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皮膚科に行ったら今日は休診日。まあ、明日の午後やってるって言うからそれまで我慢するか、と思って家に帰ってきたんですが、今日は病院に行く以外やることがない不健康な一日。なので、やっとTAKAからまわってきたミュージックバトンにお答えします。
・Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
今使っている家のパソコンには入っていない、というかたくさん入っていたのですがウイルスで全てぶっとびました(笑) 大学で使っている実験用パソコンにはやたらめったら入っています。実験用のクセに。
・Song playing right now (今聞いている曲)
BUMP OF CHICKENの「embrace」という曲。いい曲だなあ。 個人的な感想だけど、バンプってアルバムのほうが良い曲多いような。 元々「天体観測」しか知らなかったんだけど、友人に洗脳されました。 BUMPは詩がとても良い。「K」なんかは泣きました正直。
・The last CD I bought (最後に買ったCD)
んー。なんだったかな。レンタル中心だからなあ。 確か、スピッツの「インディコ地平線」を中古で買いました。300円。 車のオーディオをカセットからCDに付け替えたので、その帰りに買ったのが最後だったと。 その後も何か買ったかも知れないけれど……給料の3分の1は音楽に消えるから(笑) 特にお気に入りのアーティストやベスト版は買って、その他はレンタルですな。 今はアジカンを揃えようかと思って、安くなるのを待っているところ。 あ、最近もう一枚買った。吉田拓郎(爆)いや、一人つま恋やってたんですよ。朝まで歌うよ!
・Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
五曲には絞りきれないっ! と苦しみながら、代表として以下を挙げたいと思います。
1.「Gloaming Way」 / 福山雅治
福山雅治の曲には結構思い入れのあるものが多いのだけれど、やはりこの曲が一番印象的。 独特の、声を張り過ぎない優しい重低音でのサビはずいぶん練習しました。 こんなキザな歌い方をしてもいやらしく聴こえないところが、職人芸だなあと関心。 歌詞の内容も、恋人を家まで送り届けた後、自宅まで帰る車内をロマンティックに描いた楽曲で、福山雅治としては、いや、フォーク・ソングとしてはここまでお膳立てされた、ロマンティックな曲はなかなかないだろう。 おやすみ、と恋人が静かに助手席のドアを閉める。バックミラー越し、小さくなる恋人を見つめながら、ヘッドライトが夜の家路を照らし出す。 もう少しだけ遠回りしよう、そんな気にさせる夜。夜風が優しく吹いてきて、今頃眠りに着くであろう恋人を想いながら、この夜を大切にしたいと想う。 本当にキザとしか言いようがない曲なんだけれども、聴いていると目の前に夜の街があって、テールランプの列や、街灯の明かりや、そんなものが色鮮やかに目に浮かんでくる。こんな曲をセクシーに歌い上げられるのも、福山雅治だからこそ出来る芸当なのである。憧れて一生懸命歌ったなあ。 その稽古のおかげで、高校時代は女の子とカラオケに行くと必ず歌っていた、という必殺ソン……うっごほっ。いや、非常にお世話になりました(爆) 今ではカラオケで披露することもなく、歌うのは彼女を送る途中だったりします。 普段はおしゃべりが弾むんだけど、彼女が疲れてうとうとしていたりする時のGood Night Songとして。 オーディオのスイッチを切り、静かな車内で歌う得意な歌。これがめっちゃ効果絶大なのだ(笑) 雰囲気もバッチリ。彼女はこうやって落したようなもんである。僕もこうやって腐っていったんだ。そんなことを可能にさせてくれる曲。間違いなく名曲です。
2.「It's gonna rain!」 / Bonnie Pink
女性ヴォーカルの歌はあまり聴かない。カラオケで歌えないから(笑) だけど、Bonnie Pinkの歌声にだけは惚れてしまい、たまーに歌ったりもします。 このIt's gonna rain! はまだ大衆受け? する楽曲だとは思うけれども、趣味の分かれるところでしょうね。通好み、というか。 イギリスの雰囲気を、詩にも曲にもうまく乗っけているんだけれど、それだけじゃあ終わらない。 楽譜にも何て書いてあるのか想像もつかない、かなり変則的な音を使います。 それも、全く訳のわからないような、例えば途中で8ビートから16ビートに変わる、とか言うのではなく、んーなんて言ったらいいのかな。 この曲で言うと 「全ては雨のせいってことにしておこう」 の部分。上がったり、下がったりをひたすら繰り返して、聴いていて落ち着かない気分になります。 カラオケで採点つけてこれを歌ったらかなりの減点になるんだろうな。 でも、一歩でも間違えればただの外れた音になってしまうような曲を、見事に歌いきるこの歌唱力は見事。 詩も不思議なものが多いんですよね。スピッツとは違った感じなんだけど、そんなような(どっちやん) この曲じゃないけれど、「犬と月」というナンバーでは 「一点の眩い場所を目指すとき、犬と月が手を繋いだ」 という表現が突然登場してきて、それまでのストーリーを崩していきます。 一筋縄ではいかないアーティスト。この詩の意味はいまだにわからない。この後は共感する詩がたくさん出てくるんですけどね。ここだけ。うーん。
3.「電話」 / レミオロメン
僕が脚本・演出を務めた舞台での客入れラストだった曲。つまり、この曲が流れ出して、サビに差し掛かると本番が始まる。 あの舞台は正直、自分の作品の中でもかなり上位に入る出来だったと思うんだけれども、あんなにも良い芝居になったのは音響さんの力量によるところが大きい。 中でも一番印象的だったのが、やはりこの「電話」でした。当時はこの曲を知らなくて、打ち上げの席で初めてタイトルを聞いたんですけどね。 舞台が終わってから即買い。離れ離れになってしまった男女が、電話を通じて互いの距離を埋めようとしている、その孤独感。 この一本の糸が切れてしまったら、二度と会えなくなるというように電話にすがり付いているけれど、近くに感じても触れ合えないその距離は大きいのです。 一人の部屋、電話以外部屋には何もないような情景で、主人公は語りかける。僕はここにいて、君は一人ではないのだと。 「わかっていて欲しい、僕らは一人じゃない」 というフレーズの後、照明が落ちてサスが入り、最初のセリフが始まる。 何気ない場面をドラマティックに変えてしまう、音楽の力の偉大さを感じた一曲。 この後のレミオロメンは「惜しい」曲ばかりだな!
4.「チャンピオン」 / アリス
男どもとカラオケに行くと必ず歌う定番曲(笑) 声が低いので、一発目の盛り上げ曲として活用しています。 学校祭で歌ったらきっと盛り上がるなー。この曲に関しては性別は問うけれども、老若問わず盛り上がれる曲。 僕が歌うから、爆笑歌合戦みたいな歌になるけれども、本当はアツイ男のファイティング・ソングである。 チャンピオンとは、過去に栄光を手にしたが故に引きずられて行ってしまう老いたボクサーのこと。 タイトル防衛をかけた戦いに向かうチャンピオンは、その闘志の中に深い悲しみを湛えている。 自分はもう年老いた。勝てぬ戦いではあることを知っている。 拳を握る。僅かに震える。けれども、チャンピオンベルトは老人の気持ちなど知るべくもなく、戦いのリングへとあげられてしまう。 若い挑戦者が迫る。追いすがるチャンピオン。だが、最後にはマットに沈められてしまう。 チャンピオンに立ち上がれというコールが聴こえる中、主人公は静かに語りかける。 もう十分に闘った。立たなくていい。もう、栄光に引きずられることはないのだと。 試合後のロッカールームで、老いた元チャンピオンは静かに呟くのである。これで俺も、ただの男に帰れるのだと。 老兵の挽歌。君こそチャンピオンだと言う、最高の応援ソングである。
5.「バラ色の日々」 / THE YELLOW MONKY
高校時代、受験期を飾る曲。予備校の先生がイエモン大好きで、最後の授業の後にわざわざ延長してまでこの曲を熱唱したもんだ。 オリジナルゼミを取っていたから、テキストにもこれの歌詞が書かれています。 サイモン&ガーファンクルの「アメリカ」という曲も載っていて、この曲も受験を支えてくれたナンバーなんだけど、やっぱりバラ色かな。 今でもカラオケで歌う曲。まさにあの頃の年代とピッタリあった曲と歌詞なんです。 迷って、悩んでいるんだけど一箇所に留まれない、走り出さずにはいられない、そんな高校時代。 どんなに追いかけても逃げていくけれどもそれでも追いかけてしまうような、そんな年代。 ラストに向かって加速していく曲調が最高に良い。悩んでるんだぞ! 走ってるんだぞ! と、ストレートに訴えかけてくる曲。 男なんだけど、セクシーなんだなあ、吉田さん。大学の女子軍団が惚れ惚れしていました。うちの彼女も。あんな男になりたい。
・Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)
・姫坂葵さん ・ちゅちゅむさん ・オレンジロンリーウルフさん ・魔星氏 ・こんたさん
もう渡っているかな。これを見かけたら、よろしくおねがいします〜。
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