
|
 |
| 2005年08月12日(金) ■ |
 |
| 東京 ――�� |
 |
車内で向かえた朝。サービスで届いた朝刊を二人で読んだあと、ほっぺた引っ張ったりして遊んでいると、ついに東京到着。 終点は上野駅で、到着するとそのまま山手線で品川へ。 まず東京で何が凄いって汽車が凄い。小さいテレビがドアの上に二個もついてるよ。 一つは行き先案内などで、もう一つはCMとか天気予報とかを流しています。 天気予報では東京は今日明日と雨。確かに曇ってはいるけれども、降ってきそうな気配はない。 「おれの日ごろの行いが良いからだな」と威張ると、「どこが」と突っ込まれる。 電車を降りるなりむっとした熱気が迫ってくる。い、息が出来ねえ。 湿気をたっぷり含んだ空気が太陽と、アスファルトの照り返しで温められて、大勢の人間の匂いが溶け込んでいる淀んだ空気。 もうこれだけ人間いるんだから、空気中の酸素が吸い尽くされているんじゃねえかと思うくらいの息苦しさでした。
品川駅から出ると、目の前にそびえ立つ品川プリンスホテル。でもそこまでどうやって行くのかが今いち理解できない。なんか色んな建物が行く手をふさいでいるよ。 田舎者の考えて、あそこの建物に入ったら裏口から出られるんじゃねえかというノリで突っ切っていったらそれが正解で、ホテルへの道案内が出ている。 ホテルに着いた、と思ったらなんだかショッピングモールが拡がっているだけでフロントが見当たらない。 これはどこでチェックインなんだと思っていたら、「フロントは七階です」という表示が。フロントじゃねえよそれ。
そんなこんなで何とかホテルの部屋に到着。顔を洗って、まずは朝飯だ、と品川の町を歩く。 ところが10分もしないうちにへこたれる。何処が何だかさっぱり(駄) とりあえずもっと東京の中心らしきところへ行こうと電車に乗り、やってきたのは池袋。 池袋は札幌の中心部と少し似た感じで親しみやすい町でした。もう昼近かったので、兼用でパスタ屋に入る。 食事を済ませた後は、そこらへんを探索してみようと言うことになり、適当にフラフラ街を歩く。 サンシャイン通りというところに迷い込み、あれここどこだべと思った時にはもう手遅れで、完全に池袋駅を見失って迷子(駄)。 仕方がないから近くの本屋で地図を立ち読みでもすると、めちゃめちゃ駅の目の前で迷っていることがわかってげんなりする。 彼女は「大人の街歩き 東京」という本がお気に召したようでその場で購入していました。
その本を読みながらまたしばらく池袋探検。 途中、自分が「伝統工芸展示会」というのを発見し、興味本位でふらふらとそっちのほうへ行ってみる。 するとそこがなんだか異様におもしろい。伝統工芸品の数々が所狭しと並べられている。 中でもおもしろかったのが、包丁。刃の部分が魚の形だったり、タイタニックの形だったりしているんです。 一体何に使うのかさっぱりわからないんですが、とにかく興味深い包丁だった。 もう少し安ければ確実に買ってたな。結婚するとき嫁入り道具にいいんじゃないか。
そんなこんなで会場を隅々まで見てまわっていたら以外に時間が経っている。 二人の興味が結構近いので、我々の家はきっと妙なモノで溢れるんだろうなと話しながら一路劇場へ向かいました。 一路、と言っても例の如く迷ったんですが、なんとか会場の一時間前にはたどり着いてしまう。 だったら、そこらで差し入れでも買っていこうかとデパートに彼女がスタスタと入っていきました。 まずはお菓子屋さんを一通り見て回ろうということになったんですが、さすが東京。おいしそうなものがたくさんある。 あ、これ美味しそう。これ可愛い、と一軒一軒立ち止まっては手にとる彼女。明らかに買い物を楽しんでいる。 結局差し入れ一つ買うのに自分の買い物を三つするという大都会の罠に嵌められていると丁度会場時間。 劇場に戻って差し入れし、劇を見ました。 藝術劇場という大舞台で、レーザー光線出るわ舞台がせりあがるわ無意味に踊るわで迫力はあったんだけど、まあ酷い舞台だったな(笑) 演出が役者を完全に潰している。脚本もオリジナルらしいけど酷い。おれらの劇団って実はレベル高かったんだと思ったくらい(笑) オマケに3時間も長々とやっているし、ここに来て薬の副作用の一つである急激な睡魔が襲ってきて、前半寝てたからストーリーもいまいちわからず終わりました。 劇場を出て、なんと客だしなんかやっていた後輩に挨拶し、夜の池袋へ戻る。 いやはや、ヘンな舞台だったなと二人で悪い点を指摘しあって盛り上がる。チケットは、わざわざ東京へ来てくれるんだからと後輩が招待券を送ってくれたので無料でした。 本当はチケット代を後輩に握らせようと思っていたんですが、まあありがたくご招待されておこう、あれは(^^; 好意も無碍に出来ないし。 おれが演出してあの舞台でやってみたいなあと思ったんですが、自分の本だと小劇場すら広いことがあるから無理です。静かな劇だから(笑) まあ、ホテルに戻る前に晩ご飯にしましょうかとまたさっきのデパートの上へ上がる。 どこも混んでいたので、目に止まったドイツ料理の店で少し並んでから入り、自分はジャーマンポテトとハンバーグのセット、彼女はシーフードドリアを注文。 昼に買った大人の街歩きを見ながら、明日はどこを観光しようかと考える。 ホテルに帰って交代でシャワーを浴び、寝る支度をして薬を飲み、ベッドに倒れこむと、隣で彼女が浅草に行きたいと言い出す。 浅草と言われたら仲見世の煮込みしかない居酒屋しか思いつかなくて、頭の中で「浅草キッド」っていう歌がリピートし始め、ということは明日はサシで飲むべってことなのかなと思っていたら、雷門に行きたいのだと言うので安心する。人が多過ぎるところは避けたんだな。自分もあまりに人が多いところは緊張して駄目なのです。彼女自身も人が多いところは好きじゃないし。 後は? と訊くと、「んー。あ、とらや!」と彼女は嬉しそうに言う。 とらやは勿論羊羹で有名なあの店のことです。別に彼女は大の羊羹好きということではなく、ただ4月にやった芝居の中に、とらやの羊羹を差し入れるシーンがあったのです。で、なぜか今度の10月の本にも、とらやが登場する。その本物を見たいということでした。 彼女が電気を消して、キミはどこか行きたいところないの? と訊かれたので、東京ねえ、と唸った後で 「忠犬ハチ公」 と答えました。東京っていったらハチっしょ、と言ったらOKされました。なので、山手線で渋谷へ出て、そこから東京メトロ銀座線で赤坂見附と浅草を廻ることに決定。 ホテルで明日の予定を立てるあたり、二人の無計画さが出ているのですが、まあ毎度こんなんだから慣れてます。 チョコレートファクトリーに行こうとして小樽に行っちゃうような人たちだし(駄) その後、なんとなくベッドの上でごろごろやって遊んでいると意識が飛ぶ。あの医者間違って睡眠薬わたしたんじゃねえか。
|
|