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熱血青春日記(癒し系)
ゆう
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2005年11月18日(金)
イタリアン

 最近知った事実なのですが、自分はどうやら黒酢が飲めないらしい。
 前に身体に良いから、と勧められて飲んだんですがやたらにむせてセキがとまらなくなったことがありました。その時はただ器官に入ったんだろうと思っていたんですが、さっきブルーベリー黒酢というものを勧められて飲んでみたらまたしてもやたらにむせる。うーん、なかなか難儀な身体である。



 今日は4講目の小児科を受ければよいだけの日。けれども、7時からバイトがあるんだな。
 なんとなく色々やっているうちに大学に行く時間になり、90分心臓のレントゲン写真を目を凝らしてR-Lシャントがどうだの、還元型ヘモグロビンがこうだのチアノーゼだの言っておるとあっと言う間に時間が終わる。

 授業が終わったのは3時半で、バイトに間に合うためには6時に大学を出れば、ちょっとコンビニに寄る暇があるぐらい。今日は4時からフィットネス・センターにて総合格闘技クラブの活動があるので、時間までそっちに顔を出すことにしました。
 実は日記に一度も書いたことはないけれども、自分はこの総合格闘技クラブのメンバーなのだ。日記によくFという女の人が出てきますけれども、その人がここのメンバーで、だからFとは元々部活仲間なんですな。で、彼女さんと一番仲がいいから、自然しょっちゅう一緒にいると、そういうわけで。早く主要人物を更新すればいいんだけど、なかなか暇がないというか、最近パソコンのデータが吹っ飛んだので、更新が不可能になったというか。なんと読者に優しくない日記なのでしょう。読む人を意識しないで適当に打ってるからこうなるんです。近いうちに直します。たぶん。

 総合格闘技、というとなんだか大層な気がしますが、まあようするに格闘技っぽかったらなんでもやったらいいべ、というかなり僕好みのユルーい部活です。メンバーもそんなに多くないんで、サークルに昇格せず、同好会として、大学のフィットネスセンターでまったりとやっています。

 そんな同好会を見学したいという男が一人。小学校以来の友人なのですが、彼が格闘技に興味があって、ぜひ見学に来たいとのこと。この間飲み会で会った時に格闘技クラブの話したら興味を持ったんですな。それで、部活と彼の予定が合うのが今日だったわけですが、自分は前述のとおりバイトのために途中退席。
 友人とFを会わせると、Fが人の耳をぐいっと引っ張って
「いい男じゃん」
 とささやいてくる。おれは合コンのセッティングしたんじゃねえよ。
 クラブが始まってからは、少林寺と空手で異文化交流をはじめ、なかなか熱く討論してました。楽しそうやな。
 さて、うまくいったみたいだからそろそろ仕事にいくか、とフィットネスセンターを後にする。


 大学に、もう一人同じ塾で働く男がいるんですが、そいつを車に乗せて塾に向かう最中、あと3メートル足らずで塾に到着するというところで当の塾から電話がかかってくる。駐車場についてから一応電話を取ると、
「ゆう先生、今日は先生の授業が休講になりました」
 という電話。わはは、じゃ、俺帰るわ、と友人を一人残して帰路へ。おれも休みてえよと散々文句いわれる(笑)

 帰り道の途中で大学の横を通るので、まだ部活やっているのかなと思って寄ってみると、20分そこそこで終わるはずはなく、まだやってました。友人も残って何やら熱心に練習しているのを、スーツ姿で見てました。
 Fが一人相手が居なくて観戦していたんですが、なんだかこっちに寄ってきて
「あの子(友人)あたし好み」
 と目がハートになっている。お前彼氏いるだろ。とはいえ、こいつの彼氏も相当な女好きだから仕方がないかもしれない。迷惑なカップルだ。
「なんかね、色んな空手の技教えてもらっちゃった。こんなのとかこんなのとか」
 と、興奮気味に話しておられるのですが、あの、すみませんが人の身体で実演すんのやめてくれませんかね、ごっつ痛いんですけど。
 先輩と友人が乱捕り稽古に入ったときも、空手ってすごーい、と人の首根っこ捕らえたまま眼を輝かせている。そろそろ落ちるて。
 先輩はブラジリアン柔術という謎の柔術の使い手で、これがまたなかなかに強いんだ。見た目に反して。
 自分は格闘技と言っても、柔道とボクシング、少しだけレスリングと何故か銃の扱いをかじった程度で、全くもって弱いんですが、それでも先輩のテイクダウンは取れるんですよ。袖さえつかめば投げ技だけは自信があるんで。でも、投げた後でいっつも負けるんだな。柔道は投げたらそこで終わりだけど、総合はそうじゃないからいっつも油断するんですよ。気付いたらなんか絡まれてシメられて負けると言う。
 友人も同じらしく、先輩の寝技をなんとかしようと、試合が終わってからも熱心に寝技の対策を研究していました。
 あたしも何か技知りたい、とFが人の上に乗っかって首しめてくるので、わかったから、一個教えてやるからやめれとなだめる。
 少林寺には自分から仕掛ける技がないから、Fは打撃戦になるとめっぽう弱い。女の子だからあたりまえなんだけど、Fにだけは容赦なぞしない。
 なので、打撃と投げの基本形だけ教えておきました。左で距離をとって右ストレートを打つべし。試合が硬直したら、フックと見せかけて袖を捕らえて投げるべし。
 えーそうなんだーおもしろーい、とその後実験台にされたことは言うまでもなく。いけないこと教えたかな。


 部活が終わったあと、車にFと友人を乗っけて、とりあえずFの家まで行く。途中Fの働いているアパレル・ショップに寄って年末調整の紙を提出してから家へ。
 Fを降ろしたあとは友人とメシでも行くか、という話になり、とりあえず適当に我々の町へと車を進める。
 大型のショッピングセンターがあるので、そこに行けばなんかあるべ、と駐車場に車をとめて店内に入ると、イタリアンビュッフェが目にとまる。少々高いんですが、食べ放題で時間が無制限。ここでいっか、とスタスタ中に入っていく。
 バイキングに行くと、自分は料理をお皿に小分けに盛るので何度もおかわりに行かなきゃならないんですが、友人もそのタイプの人なので、安心して食べられる。ボンゴレビアンゴとハーブソーセージとチーズのリゾットが美味でした。ハーブチキンもうまかったな。
 自分はスーツ姿なので、本当にイタリアで紳士と食事してるみたいだと笑われながら、せっかくだから全種類くうべと意気込んで次々に料理を食べていく。
 最後のあたりでさすがに腹がきつかったんですが、
「まだデザートがあるじゃないか」
と友人は言い
「シメはアイスクリームじゃないか」
と僕は言う。

 アイスクリームは6種類あって、自分はミントチョコレートを一口分とったんですが、友人が何をトチ狂ったか全種類山盛りにして、トッピングにチョコレートを大量に振りかける。
 席に戻って完食したはいいけれど、その後腹が痛いと言い続けてました。おそるべしバイキング。