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熱血青春日記(癒し系)
ゆう
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2005年11月19日(土)
地図の読めない男

 自慢じゃないが、自分はよく道に迷う。途中にコンビニに寄って、店から出たとたん、もう自分がどっちの方角から歩いてきたのか覚えていないのです。
 車を駐車場にとめても、はて、どこに停めただろうと迷う毎日。

 だから新車には運転席の横に地図を常備しています。これでもう迷わないぜ、と今日は地図どおりに車を走らせてきたんですが、最後の難関が待っていました。目的地には着いたけど、駐車場にどう入るのかがわからない(駄)
 まわりをぐるぐるまわっておると、気付いた警備員の人が誘導してくれて助かりました。

 そんなわけで、10分遅れていつもの待ち合わせ場所に到着。今日は彼女さんと美術館に行く日なのです。単純にデェトというわけではなく、学校の課題なんですな。美術館に行くのが。なもので、今日10時に待ち合わせ。


 彼女さんを拾って近代美術館まで行くんですが、いや、またこれが複雑な道なんだな。またもや駐車場がわからんかったので、近くのパーキングサービスに車を預けたんですが、駐車場から出てくるともうどっちが美術館かわからない。
 あれ、ここどこだっけ、と思っていると彼女が後ろから
「さあ、右と左のどっちでしょう?」
 と笑っているので
「俺はわかるけど、あえてここは君に任せるよ、さあ、行きたまえ」
 と言うと、ねえ、嘘ついてて心苦しくない? と袖を引っ張って連れて行かれる。
 空間把握能力が障害されているのか。


 美術館にはわけのわからないものがたくさんありました。青いボールがたくさん書いてある絵が「常」というタイトルだったり、鉄格子みたいなパターンがあったり、謎の鉄のぐにゃぐにゃしているのが「八月、夏」とかいうタイトルだったり。自分、一時は芸大を志した者なので、多少は美術に詳しいと思うんですが、こうゆう現代美術というものはさっぱり何が何だかわからない。僕が理解できる美術はルネサンスまでだ。自分は文学部だったし、わかりやすい作品が一番という大衆文学推進派だったし(笑)


 結局半分近く理解不能のまま美術館を出て、丁度昼時だったのでどこか食事に行くことに。ここからなら、たまーに行く南イタリアのレストランがあるな、と思ってそこまで車を走らせました。
 このレストラン、普通の一軒屋を改装したもので、中はかなりしゃれてていい感じに仕上がっている。そんなに高くないんですが、ちゃんと前菜からデザートまでフルコースで出てくるので、ちょっとリッチな気分の時はあまり硬くならずに使えるお気に入りのお店です。かの福山雅治氏お気に入りの店でもあるとか。
 自分はポークスペアリブのリガトーニ、彼女は茄子とトマトのパスタを注文。うまいんだな、これがまた。
 そんなわけで、なんだか一日紳士的な日でした。最近イタリアンばっかり食べてるな。