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熱血青春日記(癒し系)
ゆう
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2005年11月30日(水)
世知辛い

 病院に行くと、その時点でもう治った気がしている大ばか者は、絶対安静が命じられたにもかかわらず今日も大学に行きました。
 ところが頭が痛くて痛くてしょうがない(当たり前)ので、いつも貰っただけで飲みはしない薬を仕方なく飲んだんですが、効かねぇ、まったく効かないよこれ。

 今日はバイトもあるし、なんとか薬を飲んで凌いで、今日は仕事終わったら激ダッシュで逃げてやる、残業なんかしねえぞこんちくしょうと思っていたんですが、仕事終わったのが0時過ぎ(TДT)
 新入りの講師が来たから仕方ないんだな。慢性的な人手不足に悩まされているわが教室は、再三本部に補充人員をお願いしていたのです。12月いっぱいで一人退職することが決まっているから、本気で誰か補充しないと死ぬ。
 先月、若い女の先生が配属され、塾講師は初めてだけど教育大で教育実践を学んでいて、というのでこりゃ期待大だ、俺の仕事も楽になるぜと浮かれていたんですが、わずか2週間で「やめます」と。最短記録更新だな。研修すら終わってねえ。
 誰でもそうだけど、塾講師という仕事のイメージと現実に激しいギャップがあったのだ。塾講師なんて、生徒と接している時間は仕事のうちの3分の1ほどしかない。後はずーーーーっと事務作業だ。細かい計算をしたり、セコセココピー代を節約したり、電話をかけまくったり、やたら大量にある書類の前でうんざりしたりするのがメインの仕事。あいている時間で授業やるようなもんである。
 その膨大な事務作業に音をあげて風のように新人さんは去っていきました。

 で、今週から研修に入った新人先生。塾講師ははじめてで、志望動機は「この職業にあこがれて」。ああ、一ヶ月持つかなこの人(涙)忙しすぎて脳の血管が切れるような仕事に憧れなんて抱くもんかよ、と心の中では思う。そのうち研修を受けるほうは研修費として給料出るけど、なんで研修をやってあげるほうには給料が出ないのだろうとかせこいことしか考えなくなるんだよ(駄)
 でもまあ、昔のおれもこんなんだったのかなあと思いながら見てました。今日は教室長が新人先生の研修をやるので、こっちも忙しいし特に挨拶なんかはちゃんとしなかったんですが、まずは教室長の研修を乗り切れるかどうかですな。先月来た先生は、教室長の時点でダウンしました。まあ、自分のとこでダウンされるよりはいいかな(^^;

 研修が終わった帰り際、新人先生が自分のところに挨拶をしにきました。教室長にアレが一応うちの講師の中でエラい人だから挨拶しとけとでも言われたんだろうか。おお、おれも出世したなあ。と思っていると、新人先生はやたらにどもりながら、

「あ、あの、僕はこのたびこちらで働く……いや、働かせていただくことになった、○○ですけど、あの、えっと、よろしくおねがいします」

と挨拶する。
……大丈夫かなあ、この人(汗)

自分のころより確実に入社試験が甘くなっている気がする今日この頃。