詩のような 世界

目次


2002年03月09日(土) 混沌




私は

この乾いた地球に

ただ呆然と立ち尽くしています



宇宙にも酸素があったらいいのに

腫れた唇が疼きます



逃げ道はないから

終幕を迎える時を待ち続け

病む頭を抱え笑うのみ



地下鉄がこの星の中心部に向かって

走っていたらどんなに良いか



午後は雑草にお水をあげます

感謝の言葉は誰からも聞こえません



白い雲は

白い空に同化して

もう全てがウヤムヤになりました







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しえり |MAIL