詩のような 世界

目次


2002年05月26日(日) 空色



丸い空に両手を伸ばすと
雲の上から光の粒が降り注いだ


僕は ここに いる


その瞬間だけは
不の感情を全て忘れた
「僕」という存在を
否定することなく受け入れた


僕は ここに いる


こんなにも空は純粋で
僕の目にも真っ直ぐ馴染んでくる
青と白が織り成す空色の爽快さ

目を背けたいほど矛盾した現実も
この空の支配下にあるわけで
僕がどんなにあがいても
それはちっぽけなことにすぎないのかもしれない
そう思いたい


僕は ここに いる?

「君は そこに いる」





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