詩のような 世界

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2002年07月07日(日) 気高き人へ



顔をくしゃくしゃにして笑う
時に意外なほど真剣な顔を見せる
野心家で優しくて
残酷なほど魅力的な二面性を
モノにしている

そんな君を
僕は永遠に目で追っていたかったんだ

自分にないものを
君は全部持っていたから
一層美しく思えた
神のような気高い空気

誰も寄せつけない君を
僕はただただ眺めていたかった

愚かな欲望だったけれど
君は最後まで自分らしさを保ち
こんな僕にも
変わらぬ笑顔を向けてくれた
本当に笑っちゃうくらい
君は神々しい人だった

さよなら
これ以上僕は何を願うというのか
ねぇ?


さよなら




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