詩のような 世界

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2002年07月27日(土) イチゴ味


夜が来るのが怖いわけじゃない
夜だけが怖いわけじゃないから

朝も昼も
太陽も雨も
全てが僕を否定しているようで

黒と青のマーブル模様
固い繭の中で待ってる
誰かを
誰かはまったくわからないけれど

無理して高い声で歌った
汗だくになる
赤い汗
血みたい

血ならあの人の血がいい
欲しいとせがんだらくれるだろうか
唇から顎へ滴る
あの人の血はきっとイチゴ味

だからといって
あの人を待ってるなんて思われたくない
肯定も否定もしたくないし
できない

目標が曖昧だから駄目なんだ
そんな自分が情けなくて
あの人に責めて欲しいなんて思ってしまう



ねぇ
冗談だから許して




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