詩のような 世界

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2003年11月24日(月) 箱庭


きれいな色の箱を
決して開けないで
ただずっと眺めている?

美化するということは
とても恐ろしい幻想
だけど取りつかれてしまう

最低な行動
汚い言動
嫌悪すべき数々の出来事
あれほどくっきりと色づいていたのに

自殺行為かもしれないが
ふたを開けずにいられない
醜いものから目をそらす
ことができないんだ僕は

それで口が利けなくなっても
耳が聞こえなくなっても
触れずに受け流すくらいなら
僕は

感じたことを一つ一つ
花や木や土にしてみる
中では僕だけの息遣いが生まれた
嗚咽する声が内側から壁を叩く




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