詩のような 世界
目次|←|→
とにかく必死な 稲妻のような歌を聴く 体の中に埋まっているボリュームを 上げたくて 頭をゆらゆらさせた
確かに底に音はあった 呼び覚ますための振動 唸りはずるずると這いながら 眉間にしわを寄せている 本当は昇天したいんだろう?
僕にどんな曲がつくれるのか 誰に贈るものでもない 曲を生み出したいんだ 勝手に羽を生やして飛んでいってしまう そんなメロディーを
泥が頬についてるよ と指摘されなくてもとっくに気がついてる 地の匂いにはもう慣れすぎた 僕の音符は不出来なおたまじゃくしだ しっかり、つかむ
歌え 歌い尽くせ もっと もっともっと 声がかすれるまで
|