詩のような 世界

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2004年04月06日(火) さくら



満開の桜の下に埋まっているもの

あなたなら何だと話す?

目を閉じてイメージして

あなたなら何を思う?


ライトアップされなくても

夜桜はきっと発光している

あなたは淋しがるでしょうけれど

凝視しているから見えないだけよ


手をつなぎゆっくりと歩く

ぶら下がる提灯の波、波、波

その中に肌色のわたしたち

ともに揺らめくかのよう


交互に足を出すのに

土を踏みしめる感触がうまく伝わってこない

まるで静止しているみたい

両側の景色だけが後ろに走ってゆく


あなたはどちらかと言えば桜

わたしはどちらかと言えば死体

養分という名を借りて

1番近い場所からあなたをいつも見上げています




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