詩のような 世界

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2004年04月07日(水) partner




ああ

なぜ君と僕はまだ出会っていないのだろう?
こんなにも必要とし合っているのに
お互いの存在に触れることができないなんて

ヌメヌメとしたアスファルトの真ん中で
両手を広げて空を見上げている君よ
大きすぎる靴が1人歩きしそうだ
長すぎるマフラーが地面の汚れを吸ってゆく

マーガレットが綻びる頃には
足の裏を土で黒くしながら
ちっぽけな星の裏側を駆け抜けよう
疲れたらこっち側に帰ってきて
小さな詩集を一緒に音読しよう

ある日ミサイルが雨のように降り注いだら
2人で大声を出して知らせよう
みんなに
逃げて、と

君は大丈夫
僕も大丈夫
もし爆発して肉が焼け飛んでも
きっと大丈夫なんだ
最高に怖いことは何かわかっているから


考えるだけで胸は躍るけれど
君も同じことを想像しているといいな




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