たりたの日記
DiaryINDEX|past|will
2018年03月03日(土) |
「マイルス・ディヴィス 空白の5年間」を観た土曜日 |
週に2回通っていたマイクロ波治療がずいぶん空いてしまったので、気にかかっていたが、この日、10日ぶりに治療へ。土曜日なので、夫が同行してくれる。 久々の治療なので、いつもより短く切り上げ、帰りは食事だけし、他に寄らずに帰宅。
せっかく都内に出てきたのだから、6時からの主日ミサに出ることも考えていたが、3時過ぎに家に戻るとかなり疲労していることが分かったから、やはり、マイクロ波治療の後に何かをするというのはやめておいた方がいいのだろう。
ヨガのクラスもやめておき、ジムへは温泉のみ。 昼つい沢山食べたから、夕食後は玄米スープと、帰りに買ってきた桜餅だけにして胃腸を休めることに。
食後アマゾンで映画。夫のチョイスで 、「マイルス・ディヴィス 空白の5年間」を観る。役者にマイルスの鋭さと凄みを求めるのは そもそも無理というものだが、マイルスの音そのものは、透徹した突き刺さるような、それでいて豊かな広がりと色彩を持つマイルスならではのもので素晴らしかった。 それにしても彼の苦しみや葛藤は痛々しい。彼に限らず、非凡な才能を与えられ、美しい音楽や絵画や文学を世に生み出してきたアーティスト達の多くが、屈託や苦しみを一方に抱えながら、この世を生きた。そして、わたしたちは、その作品に力をもらう。それはアーティスト達が苦しみと闘いながら、より美しいもの、より新しいものを生み出そうと自分をかけて表現してきたものに、そのエネルギーに触発されるからなのだろう。 今になって思えば、子どもの頃から今に至るまで、どれほどの音楽や絵画や文学に生きるエネルギーをもらってきたことだろう。その時はそうとは知らないままに。
|