やくざ風味の日記
DiaryINDEX|past|will
2002年09月19日(木) |
「ななつのこ」って胸キュン?! |
本日はバイトの泊まり…なんだけどその前にめんどくさい仕事があるワケよ。コレが。その仕事とは個人面接という名の説教タイム。 実は最近、バイト内でただならぬ不協和音が生じているのだ。 その原因が一人の行動にある。まあ、罪状読み上げるとキリがないので省略するが、まあ、分かりやすく言えば嘘つきまくって仕事サボるワケだ。もちろん、ニュースの仕事は間違っても穴空けるわけにいかないので、勤務交代って事で他の誰かが仕事に入る。だが、前日泊まったヤツとか、明日も仕事あるヤツとか、明らかに超過勤務を追うことになるのだ。んで、「親が病気だから」などの嘘を付き、そのあげくに女と遊んでいるのが最近はっきりとウラがとれ、みんなの怒り爆発ってとこだ。実際に仕事にも支障ではじめたんで、こいつはまずいって、4年のオレとシロで説教しようと言うこととなったのだが………
ちなみに問題人物として上げっている奴は、実のところオレ様の日記にも一時期よく出てきたユウである。ホーシュンと別れてから、個人的に遊ぶことが無くなったのでこのところ日記から姿を消していたわけだが。 バイト意外に会わなくなって少しした頃から明らかにユウの生活が荒れ始めたのが分かった。まあ、プライベートでどう荒れようがかまわんが、仕事も荒れ始めたのだ。そんなワケで、アイツの指定する時間に会わせて学食で待ってたわけだが……さっそく20分遅刻!!コレにはオレ達の大激怒なのだ。 呼び出して説教はじめるも、黙秘したり、嘘の一部分認めて本質的な問題から話題そらしたりと、あんま心底の反省はみられんかったな。正直。 まあ、暗い話題あんま書いてもしゃーないんで結論を言うと、一応本人は仕事続ける気はありやる気もあるといっているので、しばらく様子見。結局、行動で示すしかないしね。何事も。 しかし…もし同じ事を繰り返すようならイエローカードがレッドカードになるであろう。マジでね。
とまあ、仕事前に妙に疲れた。元来、オレ様はヤクザくさい外見とは裏腹に、「怒る」つーことが苦手なヒューマンなのだ。いや、誰だって怒るの得意じゃないかもしれないけどさ。特に年下には無類に甘いのだオレ様。 しかし、そんな疲れた心を癒してくれたナイスな本があった。 ホーシュンに借りた『ななつのこ』という文庫本である。 なんちゅうか、北村薫チックに柔らかな文章というか……章毎に出てくる謎解きもとても暖かなもので、うーん、好みの文章なのだ。 昼間に、嫌なやり取りがあった後なんで特に効いたな。実際の涙は出てこなくても気持ちで泣けた。 事件もなかったし、穏やかな泊まりの夜を過ごせたのが、本日ささやかな幸福でした。チャンチャン。
追伸・日記なのに緊急企画『オレ様の心に残る漫画十選』その3
はいな。本日紹介するのは水島新司の名作『野球狂の唄』(唄間違いかも)である。コレは冗談抜きでオレの漫画人生のスタート作品といっても過言ではないのだ!! 思い起こせば幼少の頃、ウチのオヤジとオカンは幼なじみであり、オカンの実家も近いのでよく連れていかれたのだ。しかし、正直やることもなく、ベシャリをしているオカンたちの隣で暇をもてあそんでいた。んで、許可をもらい(当時、オレ様にとってオカンに父親つまり母方の爺さんはタダならぬ迫力があり緊張していたのだ)二階の空き部屋探検をしていたとき、オジサンが買っていたという『野球狂の唄』を発見したのであった。 もーーそれから読んだ。読みまくった。遊びに行く度に繰り返し読みふけった。もう暗記したに等しい内容なのに、変わらず男・鉄五郎は熱く、火浦は格好良かった。巻数はえらいバラバラだったのだが気にせず読んだ。足りないトコは想像力でおぎなってたのだ。たしか最初に読んだいきなり3巻の「任侠三重殺」だったな。オレ的に特にお気に入りの話は鉄五郎が初恋の人の葬式に白いバラをとどける話や火浦の恋話なんかだな。まあ、どの話も大好きだったのだが。 そーいえば、ウチの姉も当時はファールとフェアの違いもワカランくらい野球無知だったくせに読むふけってた。姉のお気に入りの話は女スパイの話。内容は東京メッツの内部崩壊を計り次々と色仕掛けでメッツナインを籠絡したのだが、野球選手兼女形である国立の男の美に女スパイがまいっちゃう話である。まだ、小学校入ったか入ってないかの時期に、風呂場で水を浴びる国立に以上興奮していた姉は立派な変態であった。 まあ、そんなわけで年を重ねるごとに水島漫画の妙な熱とノリに魅了され、「ドカベン」「光の小次郎」「球道くん」などなど色々読み、すっかり水島ファンになっちゃったワケだ。 漫画の楽しさつーものをオレ様に最初に教えてくれた金字塔的作品です!!
|